昆布を乾燥させ粉末状に加工した「昆布茶」。
出汁の旨味がよくわかる日本人には、非常に馴染み深い和の飲み物です。
昆布は健康に良いとされており、様々な効能が期待できます。
ですが昆布茶は最近では調味料にも使われるくらいなので、塩分量が気になるところ。摂り過ぎには注意が必要です。
塩分量にも注意しつつ、効果的な飲み方で、昆布茶で健康になりましょう!
昆布茶の効能や塩分量、効果的な飲み方についてご紹介致します!
昆布茶の塩分量はどれくらい?
昆布茶といえば、旨味と塩気が醍醐味ですよね。調味料にも使われるくらいなので、塩分が結構含まれているのでは?と気になります。
いくら健康に良いといえども、過剰な塩分摂取をしてしまってはせっかくの効能も逆効果です。
昆布茶の成分をみていきましょう。
昆布茶の成分
昆布茶の原材料は「食塩」、「アミノ酸」、「粉砕昆布」、「調味料(アミノ酸等)」となっております。
1杯あたりの成分としては「たんぱく質」、「脂質」、「ナトリウム」、「カリウム」、「カルシウム」、「マグネシウム」などが挙げられます。
たった1杯でお手軽なのに、様々な成分が凝縮されていますね。
昆布茶の塩分量
昆布茶は付属の小スプーン1杯にお湯を注いで作りますが、小スプーン1杯が約2gとなっております。
2gのうち塩分量はなんと1.2gです!
実は重量の半分近くが塩分となっておりました。
一日に接摂取すべき塩分量は?
過剰摂取により高血圧や病気のリスクを高めると言われている塩分。
高血圧学会では1日あたり6gまで、厚生労働省では女性は7g、男性は8gまでの摂取を推奨しています。
ですが実際日本人の塩分摂取量は女性は9.4g、男性は11.1gとやや上回っている現状です。
昆布茶1杯で1.2gの塩分ですから、美味しいからといって何杯も飲んではいけないという印象ですね。
昆布茶の効能
昆布茶の1杯には、様々な成分が凝縮されています。
特に効果が大きく期待できる成分として「グルタミン酸」、「ヨウ素」、「カルシウム」、「カリウム」などが挙げられます。
脳の機能を活発に
昆布にはアミノ酸の一種であるグルタミン酸が豊富に含まれています。
グルタミン酸は神経を伝達する効果を高め、記憶や集中力を向上させる働きがあります。
ボケ防止や痴呆症の予防にも。勉強の合間にもいいですね。
胃腸の調子を整える
グルタミン酸には胃腸の調子を整える作用もあります。さらに過食を防ぐ効果もあり、ダイエットにもいいですね。
疲労回復や風を防止!
昆布にはヨウ素がたっぷり含まれています。その含有量は食品の中でもトップクラスです。
ヨウ素は甲状性ホルモンの原料となり、成長を促したり代謝を高める効果があります。
疲労回復や風邪の予防に非常に効果が期待できます。
血液凝固や止血に
昆布茶にはカルシウムが豊富に含まれています。
カルシウムといえば骨や歯にいいイメージがありますが、血液にも作用します!
血液凝固や止血作用があり、傷跡の回復に効果的です。
高血圧やむくみに
ミネラルの一種であるカリウムがたくさん含まれています。
体内の余分な塩分を尿と一緒に排出する利尿作用があります。
その他効能について
メインの成分から期待できる効能をご紹介しましたが、他にも効能がたくさん!
■ストレス軽減
■コレステロール値低下
■がん予防
■疲労回復
■高血圧予防
■骨粗鬆症予防
■アンチエイジング
■便秘解消
■風邪予防
昆布茶の効果的な飲み方
健康促進に効果てきめんな昆布茶ですが、いつ飲むのがより効果的なのでしょうか。
目的別に、期待できる効能をご紹介します。
仕事や勉強の前に
昆布茶にはカルシウムが含まれており、ストレスに効果があります。
またグルタミン酸による神経伝達促進効果もあるので、仕事や勉強の前に飲むのが良いでしょう。
食事の前に
ダイエッターには朗報。
グルタミン酸による過食を防ぐ効果、カリウムによる塩分排出作用があるため
ご飯の前に1杯飲むことにより、過食や過剰な塩分摂取を予防し、ダイエット効果に繋がります。
寝る前に
ヨウ素により成長を促す効果や回復効果があります。人の身体は寝ている間に修復・成長するので、
寝る前に飲むのも効果的となっております!
まとめ
昆布茶は塩分に注意!効能や効果的な飲み方は?
- 塩分が多いので1日2杯まで!
- 様々な健康促進効果がきたいできる天然マルチサプリメント!
- 期待する効果・目的によっていつ飲むか決めよう