ティータイムにお茶を淹れることはあっても、アイスティーを家で作り置きすることは中々ないのではないですか?
スーパーやコンビニでは様々なフレーバーの紅茶が売られていて、とても目を引きますよね♪
ですが家で作り置きするほうが、多量を作れるので、外で買うよりもお財布に優しいかもしれません。
ティーパックの種類も多いので、選ぶのも楽しそうですね。
今回は、アイスティーの作りおきに関して、日持ちや濁りの原因などをご紹介します!
アイスティーの作りおき
アイスティーを作り置きする際、まず悩むのが「ホットで作り冷ますか」「水出しで最初からアイスで作るか」ですよね。
前者をオンザロック方式といい、後者を水出し方式といいます。
オンザロック方式で
ティーパックに沸騰させたお湯を注いで、数分蒸らします。後の工程を考えて、濃いめで作ります。
できた濃いめのホットティーを、氷を入れた容器に注ぎ、氷で冷却しアイスティーにします。
この方法で作ると、ホットで飲むときのような本格的な紅茶になります。
紅茶の美味しさの醍醐味であるタンニンは80度以上のお湯で十分に抽出されるからです。
紅茶が十分に冷えたら一度氷を取り出し、冷蔵庫で保管しましょう。
水出し方式で
容器に水出し用のティーパックを入れ、水を注いで、冷蔵庫で8時間〜10時間置きます。
抽出が完了したら、ティーパックを取り出しましょう。
この方法で作ると、タンニンが出づらいので渋みが少ない優しくクリアな味に仕上がります。
アイスティーの日持ちは?
自宅で作ったアイスティーの日持ちはどのくらいなのでしょうか。
市販のペットボトルのお茶には「酸化防止剤」の役割を果たす「ビタミンC」や「窒素」が入っているため多少日持ちします。
自宅で作るものは完全無添加、最初から空気に触れている状態となるので、早めの消費が望ましいでしょう。
十分に消毒されたガラス容器で、約1週間ほど持ちます。心配な方は5日以内には飲み切りましょう。
お湯出しのアイスティーは水を沸騰させることでカルキ抜きされ、消毒作用は失われますが沸騰により無菌となります。
いかに次に入れる容器が無菌であるかがカギになります。
水出しアイスティーは、沸騰させていない水を使うのと、ティーパックを長時間水に浸しておく関係で、完全に衛生的とは言えません。
抽出後ティーパックを取り出さなければいけないので、何かしらの菌が入らないように、衛生面に注意しましょう。
アイスティーの濁り
アイスティーにしてもホットティーにしても、時間が経つとどこか濁っているような…という経験はありませんか?
濁る原因と、濁り対策がちゃんとございます!
アイスティーが濁る原因は?
アイスティーが濁る原因には、いくつかの要素があります。
主に「ゆっくり冷えた」「冷やしすぎた」「紅茶が濃すぎる」「時間が経ちすぎた」などがあげられます。
濁る減少をクリームダウンといいます。
紅茶に含まれるタンニンやカフェインが冷えることで結合し、白く濁ってしまいます。
ホットティーを飲んでいて、冷めてきた頃に底の方が濁っていることはありませんか?
タンニンが多めとなるお湯出し方式は気をつけたいところですね。
濁り対策は?
ゆっくり冷やすとタンニンとカフェインの結合を促してしまうので、お湯出し方式で紅茶を作った際は、オンザロック方式で一気に冷やしましょう。
お湯出し方式で紅茶を作り、冷めてから例倉庫へ、という手順を取りがちですが、紅茶に関しては時間を置かず一気に冷やしたほうが良いのです。
また、原因がタンニンにありますから、「タンニンを少なめに=濃すぎない紅茶」がカギとなります。抽出時間に気をつけましょう。
水出し方式には冷ますといった工程がないのと、抽出方法が故、タンニンが少なめになるので、ほとんど濁ることがありません。
まとめ
アイスティーの作りおき、濁りの原因や日持ちは?- タンニンが濁りのカギ!お湯出しの場合は急速に冷やしましょう
- 安定剤が入っていないので、長くとも1週間以内には飲み切りましょう
- お湯出し、水出しにはそれぞれメリットが!
濁りなくクリア、かつ渋みを抑えたい場合は水出し方式で。
本格的な紅茶を味わいたい、より滅菌したい場合はお湯出しからのオンザロック方式で。
無添加につき、どちらも早めに飲み切りましょう。