粉ふるい器と言えばお菓子作りで大活躍しますが、細かい網目になっているため少し汚れが挟まって取れにくくなっています。
洗った時も逆に粉類が水でふやけてベトベトした汚れとなって、網目に入り込んで綺麗に落ちなかったりします。
粉ふるい器の正しい洗い方ってあるの?そもそも洗わない方が良いと聞いたことがあるけど洗わないのが正解?など粉ふるい器の疑問点がいくつかあると思います。
それ以外にも粉ふるい器が無い時の代用品や、似た形状のざるや裏ごし器との違いなども知っておきたいですよね。
今回は粉ふるい器の洗い方・代用・ざるや裏ごし器との違いについて詳しくご説明していきたいと思います。
粉ふるい器の正しい洗い方は?
いつも何気なく使っている粉ふるい器ですが、そもそもの用途ってどんなものなのかを知っていますか?
それから粉ふるい器は「洗ってはいけないらしい」と聞いたことがある人もいると思います。
実際は洗ってはいけないの?もし無い場合には粉ふるい器の代用となるものってあるの?など知りたいことが沢山!
順番にご説明していきます。
◆粉ふるい器の正しい洗い方って?洗ってはいけないって本当?
1度は耳にしたことがあるかと思いますが、粉ふるい器は「洗ってはいけない」という話を聞いたことがあると思います。
実際にお菓子作りをしている洋菓子店では粉ふるい器を水洗いせずに、綺麗な布やブラシで粉をはらって保管しているとも聞きます。
それからメーカーさんの方でも「水洗いはしないように」との明記があったりして、やっぱり洗うのってダメなんじゃ…?と思いますよね。
実際は「洗ってはダメなのではなく、洗う時に注意しないと水で粉類がベトベトして取りにくくなり衛生的に不衛生になってしまうから」が本当の所です。
小麦粉類は水を含むとベタベタになってあみ目の間に入り込んでしまうので、くっついて綺麗に取れていなかったりします。
そのままにしておくと雑菌も繁殖しやすくなったり、粉ふるい器が汚くなってしまうので洗う時には粉をなるべく落としてから洗うようにしてね!と言った所ですね。
◆正しい洗い方の順序
- 粉ふるいについた粉をしっかり落としておく
- 水道水を勢いよく出して、その水にあてながら粉ふるいをシャカシャカ動かす。(熱いお湯では固まりやすくなってしまうので、水で洗うのがポイントです!)
- しっかり流し終わったら、乾燥させて濡れたまま保管しないようにする。
◆粉ふるい器ってそもそもなんのためにあるの?
粉ふるい器は主に「お菓子作り」で使われます。
例えばお菓子作りでよく使う「小麦粉」などの粉類は、ダマになりやすいので他の粉と綺麗に混ざらなかったり焼き上がりが固くなりがちです。
それをサラサラな状態にして他の材料と均一に混ざるようにしたり、粉全体に空気を含ませてふんわりさせる役目があります。
他にもチョコケーキなどの上に粉糖をかける際にムラにならないようにする役割もあります。
粉ふるい器の代用になるものは?
いざお菓子類を作ろう!としたら粉ふるい器がない!!と言った経験はありませんか?
そんな時家にある他のもので代用できたら…と思いますよね。
実はあるんです!それは「茶こし・味噌こし・ザル・泡立て器」です。
泡立て器を使う場合は、粉類をボールに入れた後その中に泡立て器を入れて混ぜるだけで粉ふるいをしたのと同じくらい細かくてふわふわな仕上がりになります。
他の茶こしや味噌こし、ザルは粉ふるいと同じような使い方で行えばokです。
粉ふるい器とざる・裏ごし器との違いとは?
粉ふるい器と似ているのに何故か名前が違う「ザル」や「裏ごし器」ってありますよね?
そもそも粉ふるいとの違いってなんだろう…?と疑問に思います。
裏ごし器は子供の離乳食期などにサツマイモ類を潰したりして使いますよね?
ですから潰してなめらかにしやすいように網目が平らになっていると言った違いがあります。
ザルはレタスなどを洗って水切りしたり液体状のものを流す目的で使われることが多いですよね。
ですから網目が粗く液体が下に流れ落ちやすいように出来ています。
やはり製菓用に作られた粉ふるい器と、ざる、裏ごし器ではそれぞれ用途が違うので一応代用はできるものの粉ふるい器のような細かい粉にするのは時間がかかるかもしれませんね。
まとめ
粉ふるい器の疑問について詳しくお話ししました。
パッと見では全部似たような網であることから、使い分けの必要性を感じていなかったかもしれませんが、実はそれぞれの用途に応じて作られています。
ただし家に無い場合はわざわざ買うのも勿体無いので、代用品で代用してみると良いですよ。
ぜひ参考にしてみてください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!