カレーって1度作ると食べきれず残ってしまう時がありませんか?
そんな時、鍋のままで常温保存して良いのか冷蔵庫に入れた場合何日もつのか気になりますね。
特に夏だと菌など繁殖しないか不安になる人も‥‥
そこで今回は、カレーは鍋のままで保存が大丈夫なのか、冷蔵庫で保存した場合何日もつのか紹介します。
カレーを冷蔵庫で保存すると何日もつ?
◆冷蔵保存したカレーは賞味期限は2~3日
カレーを冷蔵保存する際は、小分けにできる容器やジップ付き保存袋など密閉度の高いもので保存しましょう。
また、冷蔵保存する際は、カレーがしっかりと冷めてからでないと、細菌の繁殖の原因になるので気をつけなければなりません。
冷蔵保存した際のカレーの賞味期限は2~3日(常温は1日)です。
これを過ぎるとカレーが傷み始めるため、食べる際は事前に見た目やニオイを良くチェックしてください。
冷蔵庫で保存していたカレーを食べる際は、タッパーのまま電子レンジにかけるか、ジップ付き保存袋の場合は、お皿に入れ替えてから電子レンジにかけましょう。
尚、電子レンジで温める際は必ずラップをしてくださいね。
またタッパーで冷凍保存する場合はもっと長く保存することができます。
詳しくは『タッパーでの冷凍保存についてご紹介!ご飯やカレーはそのままレンジで解凍して良いの?』の記事で紹介しています!
鍋のまま常温保存は危険?
食中毒を起こす菌は40度~50度の熱でもっとも増えやすくなるので、カレーを作った後はすぐに冷ますことが大事です。
深い鍋は空気のない底の方でウェルシュ菌が繁殖しやすくなります。
鍋は深いものよりも浅いフライパンなどを使って調理した方が菌が繁殖しにくく、すぐに熱が冷めるため安全です。
だからといってやはり、鍋のままの常温保存は危険なので、保存する時は鍋やフライパンで直接ではなく、タッパーやジップロックなどに入れ替えて保存しましょう。
カレーに繁殖しやすい菌
食中毒を起こす菌を主にウェルシュ菌といいます。
このウェルシュ菌は、酸素のないところで増殖して100度で5時間加熱しても死滅しない菌です。
繁殖温度は20度~50度と幅が広く、菌を繁殖させないためには、10度以下にするか50度以上を保たなければならないため気をつけなければなりません。
夏場のカレーの保存はどうすれば良い?
夏場のカレーの保存期間は常温だと1日も持ちません。冷蔵保存だと2~3日です。
夏はカレー食中毒になる人が多く、食後に腹痛や下痢といった症状に襲われて気づくことも。
夏場にカレーを常温で放置していたら、鍋の底の方でウェルシュ菌が増えまくってしまいます。
糸を引いたり変な匂いがしたりと、明らかに食べたらヤバそうな変化が出ないという点でも危険です。
◆保存方法
残ったカレーは、出来るだけ早く20度以下に冷ますことが重要です。
平たい容器などに入れるか、もしくはボールに移しかき混ぜながら氷水で冷やすなど、時間をかけずに冷蔵庫へ。
食べる際は、75度以上で15分間程度の加熱が必要です。
また食べる際には必ず耐熱容器に移して温めましょう。
耐熱容器を見分ける方法は、『耐熱容器の見分け方とは?プラスチックやガラスはオーブンで使っても大丈夫?』の記事で詳しく紹介しています。
カレーが長持ちする保存方法
カレーを3日以上保存したい場合は、冷凍保存が効果的です。
フリーズパックに入れて冷凍します。
カレーを食べる場合は凍ったままレンジで温めるとパサパサになるので、1度冷蔵庫で解凍した後レンジあるいは鍋で再加熱すると良いでしょう。
この方法だと1ヵ月保存がききます。
まとめ
カレーは冷蔵庫で保存すると何日もつ?鍋のままの常温保存は危険?夏場は特に注意!!
- カレーの保存期間は冷蔵で2~3日、常温で1日であるが夏場は常温で1日ももたない
- 鍋のままの常温保存は、ウェルシュ菌が繁殖しやすいので危険である
- カレーをより長持ちさせるに冷凍保存が効果的で1ヵ月保存できる
今回はカレーの保存期間について調べてみました。
ウェルシュ菌の怖さや、常温保存の危険性は、十分に分かっていただけたと思います。
夏場は食べ物が傷みやすく、カレーもそのひとつです。
よって常温保存は絶対に避け、正しい方法を用いて冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!