食品や飲み物を冷やすために必ず必要な冷蔵庫!
それほど日常生活に欠かせないのに、ある時から急に冷蔵庫の温度が下がらず冷えない状態になってしまったという方もいるのではないでしょうか?
いったい、冷蔵庫の基準平均温度が何度なら正常なのでしょうか。
そこで今回は、温度が下がらない冷蔵庫は何が原因なのか?冷蔵庫の基準平均温度に戻すにはどうすれば良いのか紹介します。
冷蔵庫の平均温度はどのくらい?
日本工業規格(jis)では、冷蔵庫の温度は、0度~10度の範囲内で設定するように決められていますが、一般家庭では1度~5度に設定されている所が多いようです。
平均温度より温度が高いと要注意
冷蔵庫は、菌を増殖しないように冷やして食品を保存する目的で使うものなので、平均温度より高くなると菌が増殖してしまいます。
それに、食品の日持ちも悪くなります。
つまり、平均温度を保たなければ、食品衛生上良くないということが分かると思います。
念のため定期的にチェックするようにすれば安心ですし、万が一、温度が高かった場合は、何だかの対処ができるでしょう。
温度が下がらない原因は?
温度が下がらない原因は、3つあります。
①物をつめすぎている
冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎると、冷蔵庫内に冷気が循環せず、庫内の温度が下がりにくくなってしまいます。
②放熱不良
冷蔵庫の裏面と側面は、常に放熱を行っています。
しかし、冷蔵庫の周囲に熱を逃がすスペースがないと熱を逃がすことが出来ず、放熱不良を引き起こしてしまいます。
また、側面にメモ用紙を張り付けたりすることや、ガスコンロ、オーブン、炊飯器などを近くに置いている場合も熱の放熱不良の原因となる事があります。
③冷風口に霜がついている
最近の冷蔵庫には、自動で霜を取る機能がついていますが、ちょっと古いタイプの冷蔵庫だと、冷風口に霜が凍り付いて冷えなくなってしまいます。
また、温かい食品をそのまま冷蔵庫に入れた時に、湯気(蒸気)が冷風口に凍り付いて霜になってしまいます。
平均温度にするための解決方法は?
冷蔵庫の中をチェックしましょう
冷風口に霜がついている場合は、食品をクーラーボックス等に移し、冷蔵庫の中を空にします。
そして、冷蔵庫の電源を切り、ドアを少し開く状態にして、夏場なら2時間くらい、冬場なら1日~2日放置します。
この方法で霜は取ることができます。
そして、食品を冷蔵庫に戻す時は、食品は詰め込まないように適度に冷気を通す隙間を開けてあげましょう。
冷蔵庫の裏面と側面をチェックしましょう
冷蔵庫の裏面と側面には5cm程度の隙間を開けて空気が通るようにしましょう。
そうすることで、冷蔵庫の周囲に熱を逃がすことができます。
また熱くなる調理器具は、できるだけ冷蔵庫のそばに置かないようにしましょう。
まとめ
冷蔵庫の温度の基準は平均どのくらい?温度が下がらない原因と解決法とは?
- 日本工業規格(jis)で定めている冷蔵庫の平均温度は、0度~10度である
- 温度か下がらない原因は、詰めすぎ、放熱不良、冷風口の霜である
- 冷蔵庫の温度を正常にするには、まずは、霜とりをした後、詰めすぎないようにする。
- 冷蔵庫の裏面と側面は、5cm程隙間を開けることで放熱不良から改善できる
今回は冷蔵庫の平均温度まで下がらない時の原因と解決方法について調べてみました。
突然冷蔵庫の温度が下がらなくなってしまったら驚きますよね。
実際にこれらの解決方法を試してみれば、正常温度に戻ったりもするんですよ。
また冷凍庫の温度については、
『家庭用冷凍庫の温度の基準は平均何度くらい?温度が下がらない時の解決法についてもご紹介!』の記事で紹介してますのでこちらもチェックしてみてくださいね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。