たくさんのお茶の種類がありますが、その中でも特に煎茶と緑茶は一般的によく飲まれています。
日本で親しまれているお茶の代表的とも言われている煎茶と緑茶ですが、違いは一体何でしょうか?
また、煎茶と緑茶のそれぞれの効果効能やカフェイン量は一体どのぐらいなのか、妊娠中は飲んでも大丈夫なのかが気になりますよね!
今回は煎茶と緑茶の違いについて詳しくご紹介します!
煎茶と緑茶の違い
煎茶とは?
日本茶といえば煎茶、というくらい代表的なお茶ですが、煎茶はどのようなお茶なのでしょうか?
煎茶は日本のお茶の中でも馴染み深く、最もポピュラーな緑茶と言われています。
少し紛らわしいですが、煎茶は緑茶の一種です。
すっきりとした味わいで旨味と渋味が調和し、さわやかな香りが特徴となっています。
また、煎茶は、露天茶園でたくさん太陽の光を浴びて作られており、旨味成分であるテアニンも含まれると同時にカテキン量が多いため、煎茶は渋みを感じやすい緑茶です。
煎茶は熱処理され、酸化酵素の働きを止めた後、丹念に揉みつつ、葉っぱの形を損なわないようある程度まで水分を下げるやり方で作られています。
入れ方は急須に茶葉を入れ、80℃のお湯で湯呑みにお湯を移し、冷まししたお湯を急須に注ぎ、30秒ほど蒸らしてから湯呑みに煎茶を注ぐというシンプルなやり方です。
緑茶とは?
緑茶は、生のお茶の葉を発酵させずに製造した不発酵茶で、日常に飲んでいる緑茶の代表が煎茶です。
紅茶も緑茶も、もともとは同じ「茶の樹」から作られているのですが、摘み取った茶葉をどれだけ発酵させるかという加工方法の違いで、紅茶にも緑茶にもなる為、発酵具合で、同じ茶葉から違った味や風味のお茶ができるのです。
渋みがあるお茶が好みという日本人が多いのですが、緑茶は茶葉を発酵させずに作られたお茶なので、渋みがあるお茶が好みという人はこの緑茶がオススメなのです。
煎茶と緑茶の違い
それぞれのお茶について調べましたが、煎茶は緑茶の中の一種ということがわかりました。
「緑茶」の代表が「煎茶」であり、普段飲んでいる緑茶=煎茶といっても良いでしょう。
効能と効果は?
緑茶にはどのような効能と効果があるのでしょうか?
緑茶に含まれる主な成分と効果を調べてみたところ、カテキン、カフェイン、ビタミンが含まれていることがわかりました。
緑茶を飲むことによって中性脂肪が減り、脂肪燃焼効果があり、またほぼカロリーがない事が特徴となっています。
これらのおかげで、コレステロール抑制や発ガン抑制、血糖や血圧低下作用といった働きもあるため、生活習慣病予防にもよい効果が期待ができ、毎日飲んでいるという人も多いのです。
妊娠中は飲んでも大丈夫?
緑茶にはどちらも良い効果があり、積極的に飲んでおきたいのですがそうは言っても気になってくるのがカフェインですよね。
カフェインは、コーヒー豆だけではなく、緑茶や紅茶などの葉茶、チョコレートの原料であるカカオ豆などに含まれている食品成分のひとつでもあるのですが、このカフェインは妊娠中は控えた方が良いです。
妊娠中は緑茶を飲まない方が良いのでしょうか?
調べてみたところ、少量なら妊娠中でも安心して飲むことが出来るということがわかりました。
これは妊娠中でも量に気を付ければ基本的には緑茶を飲んでも問題はないということで、緑茶には胎児の細胞分裂を促す「亜鉛」や免疫力を高める「カテキン」などの優れた成分も含まれているため、気をつけて飲むことで、より効果を発揮してくれます。
しかし妊娠中はタンニンにも注意が必要で、タンニンの主成分である「カテキン」は葉酸の働きを阻害する働きがあるため、緑茶の摂取量には注意が必要です。
ちなみに1日200mg以内であれば安心して飲むことができますが、気になる方は控えた方が良いでしょう。
まとめ
今回は煎茶と緑茶の違いや効果や効能について詳しく調べてみました。
素晴らしい効果が期待できるということがわかりました。
また、妊娠中でも量を気をつけることでより安心して緑茶を飲むことが出来るということもわかったかと思います。
どちらも日常的に飲むことでより健康的な体を作ることができるため、量には気をつけて飲むとといでしょう。