プラスチック容器は電子レンジで温めてはダメ?溶けてしまったら体に害はある?

お弁当やお惣菜などが入っているプラスチック容器!

そのままお皿に移さずに電子レンジで温めてよいのか気になったことはないでしょうか?

もしかしたら、プラスチック容器が溶けてしまって、それを食べてしまったら体に害を及ぼさないかという不安があると思います。

そこで今回は、プラスチック容器は電子レンジで温めてもよいのか、もし溶けてしまったら体に害があるのかについて紹介します。

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プラスティック容器は電子レンジで温めてもよいの?

プラスティック容器には、ポリスチレン(PS)製のものと、ポリプロピレン(PP)製といった2種類の容器があります。

電子レンジでは水分を含んだ食品では最高で100℃に、油を含んだ食品の場合は120℃以上まで上がります。

ポリスチレン製のプラスチック容器の耐熱温度が70℃~90℃前後しかないため、ポリスチレン製のプラスチック容器では食品の温度に耐えることができません

ですので、ポリスチレン製のプラスチック容器では電子レンジで温めると穴が開いてしまう(溶けてしまう)ため、電子レンジでの使用はできません。

一方、ポリプロピレン製のプラスチック容器の耐熱温度が100℃~140℃であるため、耐えうる耐熱温度を備えていますので、ポリプロピレン製のプラスチック容器電子レンジでも使用できます

しかし、長時間温めるとポリプロピレン製のプラスチック容器であっても焦げたりしますので不必要な温めはしないようにしましょう。

◆電子レンジ可能なプラスチックか見極める方法

プラスティック容器の側面もしくは裏側にポリスチレン製かポリプロピレン製かが分かるように PSマーク、もしくはPPマークが表記されています

あるいは、「電子レンジで何分温めるか書いてあるかどうか」になります。

それらを確認すればこの容器は電子レンジで温め可能なのかがわかるでしょう。

また、書いていない場合は、触った時の音で判断できます。

ポリスチレン製のプラスチック容器(卵パックやスーパーで揚げ物を買う際に置いてある容器など)では、 「パリッ」という比較的明るい音が触った時に鳴ります。

潰すと二度と元の形の戻りません。

一方ポリプロピレン製のプラスチック容器(コンビニの惣菜やコンビニ弁当などの容器)ではタッパーのように 「ボフッ」という重たいような音が触った時に鳴ります。

すこしかたく、潰しても元の形の戻ります。

このようにポリスチレン製のプラスチック容器とポリプロピレン製のプラスチック容器では触ったとこの音の違いがあるのでこちらでも電子レンジで温めることが可能かどうかを判断できるでしょう。

もし溶けてしまったら体に害はある?

食品用容器には、食品衛生法で認めた材質しか使えないため、プラスティック容器が溶けたとしても嫌な臭いはしますが、体に害はありません

もし電子レンジにより溶けたプラスチックを体内に入れてしまったとしても、 体内では消化はもちろん吸収もされずに排泄されますので人体にとって有害ではないのです

しかし、プラスチック容器の破片が大きかったり尖ったりしていると、胃や腸を傷つけてしまう恐れがありますので注意が必要です。

変形してしまったプラスチック容器から食品を出す時は、プラスチック容器の破片が付着していないか確認しておく方が良いでしょう。

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まとめ

  • 卵パックやスーパーの惣菜パックなどに使われているポリスチレン(PS)製のものは電子レンジで温めてはいけない
  • コンビニの弁当や総菜などに使われているポリプロピレン(PP)製は電子レンジで温めてもよい
  • 食品衛生法で認めた材質しか使っていないため、体の中に入ったとしても害はない

今回はプラスチック容器は電子レンジで温めてもよいのか、溶けてしまったら体に害があるのかについて調べてみました。

プラスチック容器には2種類あり電子レンジで温めてよい物と悪い物があるんですね。

側面や裏面にPSかPSか表記を確認するか、書いていなければ触った時の音で判断しましょう。

万が一、間違って電子レンジで温めてしまい溶けてしまった場合でも体には害がないということです。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました!

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