アイスクリームを買ったときなどに保冷剤として入れてもらえるドライアイス!
ドライアイスは素手で触ってはいけないといいますが、ドライアイスの温度や保冷効果はどのくらいなのでしょうか。
また、今すぐ使わない時のドライアイスの保存方法と保ち時間はどれくらいなのかいろいろと気になることがあると思います。
そこで今回は、ドライアイスの温度と保冷効果、保存方法と保ち時間について紹介します。
ドライアイスとは
ドライアイスとは、二酸化炭素を凍らせたものでマイナス79度で凍ります。
0度で凍る氷と比べてドライアイスはとても冷たく、物を冷やすのにとても便利なものです。
食品の保冷輸送や食品の配送や宅配におけるクール便、食材を保冷したりといったところで役立っています。
また、 ドライアイスは足元に広がるモクモクとした煙のようなものが出る時がありますが、あれはドライアイスが溶けた際に周りの空気(水)を冷やし、その水が凍って氷の粒(霧のような状態)になったものです。
テレビ、映画、舞台などの煙・霧・湯気などの効果、演出に利用されています。
ドライアイスの温度と保冷効果
ドライアイスの温度はマイナス79度です。この温度より高ければ気化して溶けてしまいます。
外の気温など、環境によって大きく左右されますが、
クーラーボックスなど、断熱効果に優れた保冷ボックスに入れた状態だと、1kgのドライアイスが完全に溶けるまでは4~5時間程度保冷効果があります。
ドライアイスを冷凍庫保存する方法と保ち時間
一般家庭の家の中で「一番寒い場所」と言えば、基本的には冷凍庫です。
当然、ドライアイスのほうが温度が低いため、冷凍庫に保存したとしてもどんどん気化が進むため、冷凍庫では保存できません。
1㎏のドライアイスを冷凍庫やクーラーボックスで保存した場合は、約4時間、常温で2~3時間ほど保存できます
でもちょっとした工夫で溶ける時間を長くすることができます。
家庭用冷凍庫の温度の基準は平均何度くらい?温度が下がらない時の解決法についてもご紹介!
少しでも溶ける時間を長くする方法
少しでも長持ちさせるには密閉することが大事です。
例えば、厚手のビニール袋に入れたり、ビニール袋がなければ新聞紙に包んだりすると良いでしょう。
また、使い方次第でも溶ける時間を長くすることができます。
冷えた空気は重たくなる性質(冷気が下に下がる)があるため、物の上にドライアイスを置くこと。
クーラーボックスを使う時は、ドライアイスだけではなく氷も一緒に入れて冷やすと長持ちします。
ビニール袋に入れたり、新聞紙に包んでクーラーボックスに入れれば15時間ほど効果があります。
まとめ
ドライアイスの温度と保冷効果とは?保存方法と保ち時間についてもご紹介!
- ドライアイスとは、二酸化炭素を凍らせたもである
- ドライアイスの温度はマイナス79度である
- ドライアイス1㎏で4~5時間保冷できる
- ドライアイスは15時間以上は保存できない
気温が高くなって夏場の需要が増えてくるドライアイス!
保冷剤に比べて長い時間冷却できるけど、保存には向いていないドライアイスですが、ちょっとした工夫で保冷効果が高まったりするので試してみてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。