お料理に中華風の辛みをプラスする発酵調味料である豆板醤。豆板醤の代用には何が使えるのでしょうか。
似た様な調味料に、コチュジャン、ラー油、甜麺醤、キムチ鍋の素などがあります。
もし豆板醤が切れてしまって足らないという場合には、コチュジャン、ラー油、甜麺醤、キムチ鍋の素のどれが代用として良いのかというのを調べてみました。
豆板醤・コチュジャン・ラー油・甜麵醬・キムチ鍋の素の特徴とは?
では、豆板醤とコチュジャン、ラー油、甜麺醤、キムチ鍋の素はそれぞれどのような特徴がありどのような違いがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
豆板醤
豆板醤は、ソラマメと唐辛子を主原料に、ゴマ油、砂糖などを加えて作る発酵調味料です。
日本では豆板醤といえばトウガラシ入りの辛い調味料を思い浮かべますが、本場の中国では必ずしもトウガラシが入っている必要はなく、ソラマメだけで作った調味料も豆板醤と呼ぶといわれています。
日本で販売されている豆板醤は、とても辛みが強いですので豆板醤を調理中に湯気が目に入ると涙が出るという人もいます。
コチュジャン
コチュジャンは、辛いトウガラシ入りの味噌です。穀物や麹、唐辛子の粉などを発酵させて作ります。
辛みの中に甘みがあり、甘辛いですが辛みは柔らかめなので生野菜に添えたりビビンバに使ったり、煮込み料理など韓国料理に幅広く使われます。
ゴマ油との相性がいいです。豆板醤よりは辛みが少ないのが特徴です。
ラー油
ラー油というのは、トウガラシなど香辛料を植物油に混ぜて加熱し、辛み成分を植物油に移したものです。麻婆豆腐や担々麺などの中国料理に用いられます。
甜麺醤
甜麺醤は、テンメンジャンと読みます。赤みそと砂糖、ゴマ油、醤油、香辛料などを原料にしている調味料です。
甜菜で作られているためとても甘い甘味噌で、麻婆ナスや担々麺などに使われます。黒っぽくてねっとりした味噌です。
甘みを出したいときによく使われます。使い方は野菜に付けて食べたり、隠し味に使ったり様々です。
キムチ鍋の素
キムチ鍋の素は、果糖ブドウ糖液糖、アミノ酸液、味噌、お酢、魚介エキス、トウガラシなどで構成されています。
トウガラシが入っていて辛いので、豆板醤の代わりに使用することができます。鍋物だけでなく、麻婆豆腐を作るのにキムチ鍋の素を使っている人もいます。
豆板醤の代用にはどれ?
コチュジャンは、豆板醤より辛みが少ないですが代用できます。
また、ラー油も豆板醤の代わりに上手く使って代用しているレシピもあります。
甜麺醤は、辛さが足りなくてとても甘い調味料なので代用には向きません。
キムチ鍋の素は、代用として使えます。キムチ鍋の素がない時に、豆板醤で代用してキムチ鍋を作る人もいます。
まとめ
さて、いかがでしたか?
まとめますと、
- コチュジャン・・・豆板醤より辛み少な目だけど代用に使える
- ラー油・・・豆板醤のような旨味はないけれど辛さだけなら代用として使える
- 甜麺醤・・・甘いので豆板醤の代わりには使えない。
- キムチ鍋の素・・・豆板醤の代わりに使える。鍋だけでなく麻婆豆腐なども作れる。
ということでしたよね。
同じく中華料理で活躍する中華スープの素については、『中華スープの素の代用にはウェイパーと鶏ガラスープの素どちらが良い?中華だしの素との違いとは?』の記事で紹介してますのでこちらもチェックしてみてくださいね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!