ポリウレタン生地は、私達の生活には欠かせない素材で、主に衣類や靴、カバンといった合成皮革を用いる製品によく使われています。
ポリウレタン素材の衣類などは、季節感もなく1年中着ることができます。
そんな素晴らしいポリウレタンとは、どのような特徴があるのか、そしてどんな弱点を持っているのか知りたいですよね。
そこで今回はそんなポリウレタンの特徴について調べてみました。
また、ポリウレタン生地を使用している服は「洗濯すると縮むのか」「どのように洗濯すれば縮みにくいのか」なども紹介していきます。
ポリウレタンとは
ポリウレタンの生地は、2種類の化学物質を結合させ反応させることで生まれた化合物の総称を言います。
ゴムのような弾力を持った繊維で、伸縮性を機能として持たせた衣類に使われています。
また、革製品に似せた合成皮革のコーティングや生地と生地を縫わずに接着樹脂として利用するなどにも使われています。
ポリウレタン素材は、どの季節に向いている?
ポリウレタンは余り単体で使われることは少なく、メインの素材にプラスして伸びる素材(ポリウレタン)として3~5%入っていることが多いです。
ポリウレタンを多く使うことで伸縮性が高くなります。
ウールのように暖かさ、あるいは麻のように涼しさを求めた材質ではないので、季節には関係ありません。
素材の織り方、素材の厚さ、素材を混紡によって季節を分けることができます。
例えば、夏は平織(縦と横に線が入っているような織り方)、冬は綾織(縦と横がそれぞれ3本づつからなりたつ織り方)、またポリウレタンと何かの素材でも変わってきて、綿素材が多い物は春夏、ウールが多い物では秋冬になります。
ポりウレタンの特徴とは
幅広い物に使われているポリウレタン素材。主な素材にポリウレタン素材をプラスするだけで、季節に関係なく1年中着用できます。
そんなポリウレタンにはもっと素晴らしい特徴があるんですね。
- ゴムのような伸縮性があり、引っ張ると元の長さの5~7倍にまで伸び、元へ戻る場合もゴムとは異なり緩やかに縮む
- 繊維の中でも最も軽く、とても丈夫である
- しわになりにくい
ポリウレタン素材は洗濯すると縮む?
ポリウレタンの生地は、脱水の時間が長かったりと洗濯条件によっては丈が1㎝位縮むことがあります。
特にポリウレタン生地は熱に弱いので、乾燥機やアイロンをかけてると更に縮んでしまいます。
ポリウレタンの生地は、水分による収縮の差にある程度は耐えうるのですが、糸がどんどんからまっていってギュッと縮んでしまうことがあります。
また、生地の織り方によって、乾燥機にかけることで、布の網目構造がつまり縮んでしまいます。
縮みにくく洗濯するには、できるだけ洗濯する時は洗濯物を洗濯機に入れ、デリケート衣類用洗剤を適量入れドライコースで洗濯することをおすすめします。
ドライクリーニングについてはこちらの記事で紹介しています!
ドライクリーニングは自宅でできる?レーヨンやウールも洗濯したい!洗剤は何が良い?
まとめ
いかかでしたか。今回はポリウレタンについて調べてみました。
- ポリウレタン素材の季節関係なく1年中使用できる
- 伸縮性に優れていてしわになりにくく丈夫である
- ポリウレタン素材の服を洗濯すると縮むことがある
ポリウレタンの素材の服は、季節関係なく着ることができ、しかも伸縮性があるのではきやすく動きやすいんですね。
洗濯したら少し縮んでしまいますが、デリケート衣類用洗剤を使ってドライコースで洗濯すれば縮みにくくなります。
ポリウレタン素材の服を1度着てしまうと着心地がよくて、また欲しくなってしまいそうですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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