子どもの頃はそこまで美味しいと感じることがなかった煮物。
煮物が晩御飯のメニューと聞いた時は「ハンバーグが良かった…」とテンションが下がった、なんて方も多いのではないでしょうか?
でも、不思議なことに大人になると「煮物って美味しいな〜」と思うようになったりしますよね!
ザ・お袋の味の煮物ですが、冷蔵後で保存すると賞味期限はどのくらいなのでしょうか?
また常温保存の場合は夏と冬で変わってくるのかも知っておきたいですよね!
今回は、煮物を冷蔵庫で保存した場合、常温で保存した場合の賞味期限について紹介したいと思います。
煮物を冷蔵庫で保存すると何日くらい日持ちするの?
冷蔵庫で保存した時の目安としては「2〜3日程度」でしょう。
ただ、味付けの濃いもの、例えばひじきなどは他の煮物に比べると少し長めに日持ちがします。時間が経てば経つほど、風味や味は落ちていきますので、もちろん早く食べ終わることが一番おすすめです。
◆保存方法は?
保存する時には、まず粗熱をとって冷蔵庫へは入れるようにしましょう。
鍋のまま冷蔵庫へ入れても構いませんが、タッパーに移して保存するなら場所もとりませんし密閉することができるのでおすすめです。
保存する時の注意点としては、煮汁を減らす(捨てて少なくする)ということです。
水分があるとどうしても腐りやすくなってしまいます。ですので、冷蔵庫で保存する前に、煮汁をしっかり飛ばしてから保存するようにしましょう。
煮物を常温で保存するとどれくらい日持ちするの?
次に冷蔵庫に入れずに常温で保存する場合の目安を見てみましょう。もちろん夏と冬では気温が全然違うので、日持ちする日数も異なってきます。
◆夏の場合
夏に常温保温は絶対やめてください!
冷蔵庫に入れない限り、夏の作り置きは危険でしかありません。
夏は気温が高くなる分食材の傷みも早く、その分食中毒の確率もグンと増えます。
特に煮物は、火を止めて具材の中心部分が完全に冷めるまでかなりの時間がかかります。
その間の温度は菌が繁殖するのに最適な温度なのです。菌が繁殖してしまうと、もちろんそれを食べてしまった時には大変なことになります。
間違いなく病院のお世話になることでしょう。ですので、夏の常温保存は不可能と思ってください。。
◆冬の場合
冬の場合も気温は低いとはいえ、常温での保存はあまりおすすめしません。
冬場はどうしても暖房やストーブを使い、室内の温度を上げるので夏場同様具材が完全に冷めるまで時間がかかりその間に菌が繁殖してしまうからです。
もし、どうしてもという場合は、直射日光の当たらない10℃以下の場所に、できるだけ空気に触れないように蓋をして、もしくは密閉できるタッパーに入れて保存することをおすすめします。
正しい保存方法
冷蔵庫で保存する場合は、密閉できるタッパーに入れて保存することがおすすめの保存方法です。
ですが、煮物は冷凍保存することも可能です。小分けにして冷凍保存しておくなら、あともう一品欲しいという時やお弁当のおかずにも使うことができます。
ただし、冷凍するにあたって、冷凍保存に向く食材と向かない食材があるのでそこは注意が必要です。
◆冷凍保存できる煮物
例えば、レンコンやごぼうといった根菜類は冷凍保存に向いていますが、豆腐やこんにゃくは冷凍保存には向いていません。何が向いていて、何が向かないのかをしっかり把握した上でうまく活用していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?具材をあれもこれもと入れてしまい、ついついたくさん作ってしまいがちな煮物ですが、やはり賞味期限を考えると食べ切れるだけ作ったほうが良さそうですね。
ただ、わかっていてもそれがなかなか難しいのですが…。煮物の種類によっては、煮汁を飛ばして小分けにし冷凍するという方法もありますし、何度も火を通して温めることで日持ちさせる方法もありますので、上手に知識を活用していきたいものですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!