ハンバーグやステーキ、魚のムニエルを作るときにコレがあると便利なフライ返し。
食べ物の形を壊さずに楽々ひっくり返すことができます。
しかし、フライ返しのことをターナーと呼んでいる人もいます。
いったい、フライ返しとターナーはどのような違いがあるのでしょうか?
また、フライ返しにもシリコン製やステンレス製などいろんな素材の物があります。
シリコンって聞けばあまり高い温度でお料理すると解けるのでは?もし溶けてしまった場合危険なのか?すごく心配になるでしょう。
そこで今回は、 フライ返しとターナーの違いやシリコン製の物を使うと溶けた場合危険があるのか紹介します。
フライ返しとターナーの違い
アメリカでは、ターナーはフライ返し、バタービーターはケーキなどを作る際にボールの中でバターを潰したり、叩いたりするものを指すのだそうです。
バタービーターは、へらの部分がやや細長い扇形や三角形をしていて、フライパンに接触する部分(先端の所です)角度がついています。
持ちやすく炒めるときに便利で、ハンバーグやパンケーキなど、大きめの物をひっくり返すのにも、バタービーターは適している。
ターナーは、ヘラ部分がまっすぐになっており、卵焼きなどの時は斜めカットよりもまっすぐなほうが、上手くことが運ぶことができます。
日本ではターナーとバタービーターの形状は違いますが、両方ともフライ返しと呼んでます。
フライパン返しやターナーには、どんな素材があるの?
フライ返しには、シリコン製、ナイロン製、ステンレス製があります。
シリコン製
シリコン製は、柔軟性があるためフライパンを傷つけることがありません。
また、滑りにくく軽いというメリットがあります。
ナイロン製
ナイロン製は、ツルッとしていて軽く、洗いやすいというメリットがあります。
しかし、耐熱加工されていないフライ返しだと溶けてしまう可能性や変色の恐れもあります。
ステンレス製
ステンレス製は、強度があり固いので変形しにくく、さびにくく、変色したりにおいがつくことも少ないので長く使えるのがメリットです。
しかし、ステンレスは固いのでフライパンや鍋を傷付けてしまう危険性があります。
またシリコンやナイロンに比べれば重いです。
シリコン素材は溶けるの?
シリコン製のフライ返しの耐熱温度は、200~400度です。
シリコン製のものは、その商品が作られた構造によって大きく耐熱温度が変化します。
調理用として作られているフライ返しであれば、300度近くの温度でも耐えられるものが大半となっているので、 その温度以上高くならなければ溶けることはありません。
ちなみにステンレス製は、700~800度、ナイロン製は、180~200度です。
同じくシリコン製の菜箸については『シリコン製の菜箸は揚げ物に使っても大丈夫?使いやすいおすすめの長さについてもご紹介!』の記事で紹介しています。
溶けてしまったらどうなる?
シリコンは、200度の加熱の場合、 人体への有害性は認められていないですが、「環状シロキサン」という物質が発生します。
また、300度の加熱をした場合、変形はしませんが、変色します。
人体への有害性はないもののガスが発生する可能性があるので、調理する際には加熱温度に注意することが大切です。
まとめ
フライ返しとターナーの違いとは?シリコン素材は溶けるから危険なの?
- アメリカでは形状によって呼び名が違うが日本では形状が違ってもフライ返しと呼んでいる
- シリコン製のフライ返しの耐熱温度は、200~400度で、それ以上になると溶けてしまう。
- シリコンが解けても身体の危険はないが、「環状シロキサン」という物質が発生するので気を付けなければならない
今回は ターナーとフライ返しの違いやシリコンが溶けた場合はどうなるのかついて調べてみました。
いろんな形や素材のフライ返しが販売されていますが、すべて日本ではフライ返しと呼んでいるんですね。
心配していたシリコン製のフライ返しが万が一溶けてしまっても身体の危険がないということなので安心です。
フライ返しやターナーを使って魚料理を作るという時は、『IHを使った魚の焼き方!フライパンを使って魚を美味しく焼く方法とは?』の記事も参考にしてみてください!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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