カレーといえば「一晩寝かせる!」と答える人が前は沢山いました。
一晩寝かせると更にコクが増して美味しくなる!と言われていましたが、実はカレーの常温放置はとっても危険って知っていましたか?
それでも夏場はすぐに保存容器に入れて冷蔵庫に入れる人も増えましたが、冬場は寒いからそんな腐らないはず…と思って常温放置している人が多数います。
実は春夏秋冬どの季節でもその日のうちに冷蔵保存した方が良いのです。
そこで今回はカレーの常温放置の危険性や春夏秋冬どの季節でも一晩常温で置くのはダメな理由を合わせてご紹介していきたいと思います。
カレーの常温放置は危険なの?
何故カレーの常温放置は危険!と言われているのか…
それは「ウェルシュ菌」という食中毒の原因となる細菌が存在していることで危険度を上げさせているのです。
ウェルシュ菌はカレーに入れる具材の「肉・魚」に多く存在し、1度菌が増殖してしまうと100度の状態で6時間煮ても死滅できないと言われています。
更にこの菌の厄介な所が、増殖スピードです。
10分で2倍、100分では約10万個に増殖すると言われています。
そしてこの菌は43~47度を目安に菌が増殖し始めるので、粗熱が取れ次第すぐに冷蔵保存することが大事です。
あと今では取っ手が取れて鍋ごと冷蔵庫に入れられるものなども増えていますが、出来れば使った鍋ではなく綺麗なタッパーなどに入れて保存しましょう。
春夏秋冬どの季節でも一晩置いておくのは危険!?
夏場は外も室内も暑くなるので常温保存が危険なことは一目瞭然ですが、実は秋・冬などの気温が低くなる時期でも危険って知っていましたか?
◆秋冬でも放置は危険な理由
春・夏は外も暑くなり梅雨時期は特に湿気も多くて菌が繁殖しやすくなるので分かりますが、秋・冬も外気が冷たいからと油断してはいけません。
室内ではストーブや暖房などをつけていますよね?
そうすると室内も20度以上にはなっているので、普通に暖かい空気が充満しています。
なので春夏秋冬どの季節でも、常温保存は危険です。
季節に関係なく、常温放置はやめましょう。
◆保存できる期間は?
それから保存した場合でも冷蔵で2日、冷凍保存で1週間以内には食べ切りましょう。
温め直す時は面倒ですが、鍋に移して温めると良いです。
しっかりと混ぜながら火にかけると均等に火が通って、ムラなく温められるのでレンジ調理ではなく鍋を使って温めてくださいね。
でもやはり時間がなくてそのまま温めたい方も多いと思います。
以下の記事も参考にしてみてくださいね!
まとめ
カレーは寝かせると美味しいと言われていますが、春夏秋冬どの季節でも常温放置は危険です。
食中毒を起こさないためにも、作ったその日のうちに粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫へ入れましょう。
再度温めて食べる時も鍋に移してしっかり混ぜながら火を通して下さいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!