クッキングシートといえば手作りクッキーを焼いたりする時に使うイメージはあると思いますが、あれってオーブン料理に使うだけでなくフライパンや電子レンジ機能でも使用して大丈夫なものか知っていますか?
またクッキングシートってそもそもどんな用途のために作られたもので、どんな工夫がされているものなのか?も気になりますよね。
他にもクッキングシートで魚や肉を上手く焼くためにどんな方法で使えば良いのか?も知っておいたら料理作りにも役立ちます。
今回はクッキングシートについてフライパンやレンジで使っても大丈夫なのか?上手に焼く方法についてなど詳しく説明していきたいと思います。
フライパンや電子レンジでも使えるの?
クッキングシートはフライパンや電子レンジ機能の場合でも使用可能なのか?気になりますよね。
答えは「YES!」。
どちらでも使用はできますが、フライパンで使用する場合あまりにもフライパンの温度が高いと破けることもあったり焦げて食材にくっついたりすることもあります。
だいたい一般的なクッキングシートの耐熱温度は「250度」。
ですが長い時間高温にさらされると燃えてしまったりするので、取り扱いには十分注意が必要です。
電子レンジでも勿論使用できて、魚の包み焼きや蒸し料理にも使えます。
メーカーさんの注意書きを見ると「250度より高い温度や250度で20分を超える使用はしないように」との表記があったりするので、きちんと注意書きを読んでおくのも大事ですね。
クッキングシートで魚や肉を上手に焼く方法って?
◆クッキングシートで失敗してしまう原因は?
クッキングシートは本当に便利で色々な調理方法に使えることが分かりましたが、よく耳にするのが「クッキングシートを使って魚や肉を焼くと綺麗で美味しい焼き上がりになる」という情報です。
ですが実際に実践すると思ってる以上に綺麗に焼けず、外側だけどんどん焼け始めて中まで火が通っていない…なんて人も。
これって何が原因なのでしょうか?
意外と勘違いされがちなクッキングシートですが、シリコンコーティングなどを施されたシートは脂を吸う目的で作っている訳ではないので魚や肉から出てくる脂が食材から溶け出し、その脂が加熱されてシートの上で高温になり揚げ焼き状態になって焦げたり急速に外側だけ焼かれていったりしてしまいます。
その結果外側だけ焼き目が早くついて、中だけ生焼けなんてことにも。
◆クッキングシートを使って上手に焼くには?
クッキングシートを使って魚や肉を上手く焼くには「火加減・蒸し焼き・油取り」の工程が必須です。
まず火加減は「弱火」で、シートがすぐに高温になって魚や肉の脂が溶け出しやすくなるのを防いで加熱しなければいけません。
次に「蓋をする」です。
普通に肉や魚を乗っけて焼いただけではやはり中まで火が通らず、表面だけが加熱されて焼き目だけ早く付き始めてしまうので弱火で蓋をして蒸し焼きにするのがポイントです。
そして途中「食材から出た脂を拭き取る作業」も必須です。
肉や魚はどうしても脂が出てきてしまうので、クッキングシートに染みて揚げ焼きのような状態になりがちです。
そうすると脂が熱しられて高温になってしまい、焦げやすくなってしまいます。
ですからある程度焼き始めて脂が広がってきたらキッチンペーパーなどで拭き取ってあげると、焦げたり高温になるのが防げます。
それと「魚や肉を常温に近い状態にしておくこと」もポイント!
冷蔵庫から出したての冷たい状態では中まで火が通るのに時間がかかるので、外側ばかり焼き色がついてしまいます。
それが生焼けになる原因にも。
調理する少し前には冷蔵庫から出して、少し常温に近い状態にしておくと生焼けも防げて焦げずに美味しくふっくら焼きあがりますよ。
そもそもクッキングシートの特徴とは?
クッキングシートはイメージ通り、オーブン機能を使ってお菓子や料理をする時に天板に直接くっついたりしないように作られたものです。
1枚の薄い紙のようなもので「熱・油・水」にも強いので色々な用途に使用できます。
オーブン料理の焼き菓子以外では煮込み料理の落し蓋ですね。
特徴としては紙の両面にシリコーン樹脂加工やテフロン加工が施されていて、触ってみると分かりますが少しツルツル・サラサラした触り心地です。
ちなみにクッキングシートには2種類あって「別名オーブンシート」と呼ばれるものもありますが、こちらはガラス繊維から出来ていて洗って何度でも再利用できるタイプになります。
ただ1度使ったらすぐに捨てて毎回新しいものを使いたい人の方が多いことと、洗う手間が省けることで使い捨てタイプのクッキングシートの方が圧倒的に人気があります。
まとめ
いかがでしたか?
クッキングシートはお菓子作りだけではなくて、色々な用途で使えることがわかって頂けたと思います。
ただし高温になりすぎたり、高温状態が続くと焦げたり煙が出たりすることもあるので十分に気をつけて使用してくださいね。
肉や魚を焼く際は先ほどのポイントに気をつけて試してみてください。
美味しくふっくらとした焼き上がりになりますよ!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!