昆布だしの素をお料理に使っているという人もいると思いますが、昆布でだしを取ったお料理は、上品で優しい味がしますよね。鍋物や卵焼きやうどん、しゃぶしゃぶ、浅漬けなど幅広いお料理に昆布だしが合います。
昆布だしの素がなくなってしまったという時に、昆布茶で代用はできるのでしょうか。昆布茶は、それだけで美味しく飲めるように調味されていますが、塩分量はどう違うのでしょうか。塩分量の違いによっても昆布だしの素と昆布茶では使い方が違ってくるでしょう。
しゃぶしゃぶや浅漬けなどを作りたいときに、昆布だしの素の代わりに昆布茶は代用として使えるのかどうか、調べてみました。
昆布だしの素は昆布茶で代用できる?
結論から言いますと、昆布だしの素がない時は、昆布茶で代用できます。両者には、ほとんど違いがありません。
昆布だしの素というのはどのような原料でできているのかというと、食塩、砂糖、昆布粉末や昆布エキスなどの風味原料、うま味調味料としてのグルタミン酸Naなどで構成されています。
そして昆布茶というのは、昆布を乾燥させたものを細かくしてパウダー状にしたものにお湯を注いでインスタント的に飲む飲み物ですが、塩味を付けたりアラレを入れたり、玉露を配合したりしてより趣向品として飲みやすく加工してあります。乾燥させた梅干しを加えて梅昆布茶として販売しているものもありますね。
昆布茶といってもメーカーによっていろいろな昆布茶が販売されていますよね。昆布茶によってはうま味調味料としてのグルタミン酸ナトリウムを配合しているものもありますし、健康に悪いということでこのような化学調味料を一切使っていないというのを売りにしている昆布茶もあります。
しかし、どちらにしても原料に昆布が主に使われているということで、昆布茶を昆布だしの素の代わりとして、また減塩のためにお醤油やお塩の代わりとしてお料理に使われることもあります。
つまり、昆布茶で昆布だしの素の代用ができるというわけなのですね。
塩分量は同じ?
昆布茶のほうが、昆布だしの素よりも塩分量が多いという意見もあります。しかし、実際に調べてみたところ昆布茶のメーカーによってもまちまちです。昆布茶の方が塩分量が少ないという昆布茶の製品もあります。
昆布だしの素は、1グラムでおよそ1杯の澄まし汁ができますが、食塩相当量は0.4グラムになります。
とある化学調味料不使用の昆布茶では、1グラムあたり0.3グラムの食塩相当量になっています。どちらにしろ、食塩量は微差と考えてよいでしょう。昆布だしの素や昆布茶だけで味付けするとかなり薄味で物足りなくなるでしょうから、塩気は昆布だしの素や昆布茶意外で別途追加しましょう。
しゃぶしゃぶや浅漬けに!
しゃぶしゃぶや浅漬けに、昆布茶を使ったレシピが検索するとたくさん見つかります。
しゃぶしゃぶには、昆布茶以外にも和風だしの素なども色々混ぜたりしていますね。レシピによると、お鍋1~2人前で、昆布茶は小さじ1/3くらいで大丈夫みたいです。結構少ない量でいいんですね。
浅漬けは、シンプルに昆布茶とお酢と塩だけで作れますよ。カブの浅漬けだったら、カブ2個に対して昆布茶、お酢をそれぞれ小さじ1くらい、自然塩は小さじ1/4くらいです。調味料を合わせて浅漬けにするだけ。鷹の爪の輪切りを入れてもいいですね。
まとめ
さて、いかがでしたか?
まとめますと、
昆布だしの素の代用は昆布茶でできる?
- 昆布茶で代用できる!
- 塩分量は微差なので気にしなくてOK!
- しゃぶしゃぶなら昆布茶は小さじ1/3くらい、浅漬けなら昆布茶は小さじ1くらい。
ということでしたよね。またほんだしの代用については『ほんだしの代用にめんつゆや鶏ガラは使える?味噌汁や炊き込みご飯を作りたい♪』の記事でご紹介してますので、チェックしてみてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。