皆さんは「椎茸出汁」という出汁についてご存知ですか?
かつおだし・昆布だし・いりこ・あご出汁などは馴染みがありますが椎茸出汁って‥?と聞きなれない人もいると思います。
それ位椎茸出汁はあまり馴染みのないもので、出汁として利用したことがある人も少ない傾向にあります。
でも実際には栄養もたっぷりで健康効果も高く、使わないのは勿体無いくらい風味豊かで料理をひきたててくれる優れものなのです。
そこで今回は椎茸出汁とはどんなものか?椎茸出汁のとりかたや使い道、賞味期限や正しい保存方法もふまえてご紹介していきたいと思います。
椎茸出汁の取り方や使い道について
椎茸出汁はあまり馴染みがないので聞いただけではイメージが湧きづらいです。
そもそもどうやって出汁をとるのか?どんな使い道をするのか?色々な疑問があります。
次に椎茸出汁の取り方や使い道についてご紹介していくのでぜひ参考にしてくださいね。
◆椎茸出汁の取り方
干し椎茸を用いて出汁をとっていきますが、旨味を引き出すために気をつけたいポイントがあります。
椎茸出汁の取り方を分かりやすく書いていきますので参考にしてくださいね。
- 干し椎茸30~40gを10分ほど水につけて取り出す。
- 干し椎茸の表面を綺麗に水洗いする。
- 鍋に冷水1000ccを入れ、その水に先ほどの干し椎茸を浸け冷蔵庫で24時間放置しておく。
- 鍋の水から干し椎茸を取り出し、雑味の原因を取り除くため出汁こし布巾やペーパーでこす。
- こした戻し汁を火にかけ沸騰させる。
- 沸騰したらアクが出てくるので取り除く。
- さらに出汁こし布巾やペーパーでこしたら椎茸出汁の完成です。
◆椎茸出汁の使い道
先ほど出汁をとるために使用した干し椎茸は勿論料理に使っていきます。
椎茸出汁の使い道としては、
- 椎茸と豚ひき肉のそぼろ (椎茸出汁の旨みをひき肉がたっぷり吸い上げてくれる)
- 煮物 (椎茸出汁の旨味で煮物全体に香りと風味が広がる)
- スープ (ダイレクトにグアニル酸の旨味を感じることができる)
- 炊き込みご飯 (椎茸出汁を使って炊き上げることでご飯全体に染み渡り味わい深くなる)
- 茶碗蒸し (昔から椎茸の戻し汁を使って作られていたので間違いない)
椎茸出汁を使うのと使わないのとでは全く香りや風味も違ってくるのでこれらの料理にはうってつけです。
椎茸出汁の賞味期限や正しい保存方法は?
椎茸出汁の正体や出汁の取り方、使い道が分かった所で出汁自体の賞味期限や保存方法も知っておきたいですよね。
せっかく手間をかけて出汁をとったのに保存方法を間違えて出汁の風味が損なわれたり、いつの間にか腐っていた…なんて事にもなりかねません。
美味しい出汁を無駄にしないように賞味期限や保存方法も知っておきましょう。
◆椎茸出汁の賞味期限
椎茸出汁の賞味期限は「冷蔵保存なら2、3日」で「冷凍保存なら約1ヶ月」となっています。
やはり冷蔵ではあまり長持ちしないのですぐに使わない場合は冷凍保存をオススメします。
◆椎茸出汁の保存方法
椎茸出汁を冷凍保存する場合は「保存容器か製氷皿」がオススメです。
保存容器に直接入れて冷凍しても良いのですが、こんなに量はいらない…といった場合に分けることができなくなってしまうので、できれば「製氷皿」に小分け冷凍しておくと使いたい分だけ取り出すことができるので便利ですよ。
そもそも椎茸出汁とは?
椎茸出汁とはその名の通り「椎茸からとった出汁のこと」を指します。
その出汁は「干し椎茸を戻した汁」のこと言い、椎茸の戻し汁だけで使うというよりはかつおや昆布と合わせて出汁をとったものを使用するのが一般的です。
椎茸出汁をよく使う県としては「大分県」が代表としてあげられ、干し椎茸の生産量もトップとなっています。
椎茸出汁に使われる椎茸は「どんこ・こうしん・こうこ」が一般的です。
それから注目したいのが干し椎茸に含まれる栄養成分。
干し椎茸に含まれる栄養成分は「食物繊維・カリウム・ビタミンD・葉酸」で生椎茸の約30倍とも言われています。
まとめ
椎茸出汁についてご紹介していきました。
栄養素も多く、風味も抜群で色々な料理に活用できるので、今まで使ったことの無かった人も1度使えばやみつきになる美味しさです。
ぜひ普段のお料理に椎茸出汁を使ってみてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
こんばんは!
ブログランキングからきました。
椎茸出汁、とても参考になりました。
今度、椎茸を戻した時には、ぜひ使ってみたいと思います。
また、のぞきにきます。