アウターなど丈夫な洋服によく使われているナイロン生地ですが、さまざまな衣類に使われています。
それは、ナイロン生地には素晴らしい性質をもった特徴があるからなのです。
また、ナイロン生地の衣類は、たいていの場合、自宅での洗濯が可能と言われていますが、ジャブジャブ洗ったら大変なことになってしまいます。
まずは、正しい洗濯の方法を知り、その上で、アイロンがけの仕方も知っておくとよいでしょう。
今回は、ナイロン生地素材の特徴とは、どんな洗濯方法がいいのか、アイロンがけはどのようにすればいいのかをまとめてご紹介します。
ナイロン生地の特徴とは
ナイロン生地は、1930年代に生まれた世界で最初の合成繊維です。
「クモの糸より細く、シルクより美しく、鉄より強い」というコンセプトで作られました。
今では、ストッキングやランジェリーなどのインナーウェア、コートなどのアウター、カバンなど‥頻繁にこすれるような衣類にはよくナイロンの生地が使われています。
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ナイロンの良いところ
■速乾性があるため、乾きやすい
■弾力性があり、しわになりにくい
■伸び縮みしたり、形くずれすることがほぼない
■薬品、油、海水、カビ、虫の害いに強い
■丈夫なので破れにくい
ナイロンの悪いところ
■吸湿性や吸収性が悪い
■静電気を発生しやすい
■日光やガスにより黄色に変色しやすい
■熱に弱い
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ナイロン生地の洗濯方法
まずは、洗濯表示を見ましょう。
水洗いがOKなのか水温は何度までかどんな洗剤はだめなのか記載されています。
衣類を長持ちさせるには、そのような表示を守りそれにあった洗濯方法をしなければなりません。
洗濯機で洗う
目立つ汚れやシミがあるときには おしゃれ着専用の中性洗剤であらかじめ落としておきます。
そして、型崩れ防止のために洗濯ネットに入れて、おしゃれ着洗いコース(手洗いコース・ドライコース)で洗濯します。
脱水は短めの3分位にしましょう。
手洗いで洗う
たらいか洗面器に水を張り中性洗剤を入れ、20~30回位両手で上から押し洗いし、その後は洗剤の泡が消えるまですすぎます。
そして、洗濯機で脱水あるいは、手で軽く絞りましょう。
干し方
ナイロンは 熱に弱いため、出来る限りは日陰で風通しの良い場所に干すようにしましょう。
ナイロン生地のアイロンかけの仕方
すぐに乾いてしわになりにくいのがナイロンの特徴なので、アイロンをかけることは少ないと思いますが、もしかけるとしたらナイロン生地は、熱には弱いためあて布をして低温でかけるようにしましょう。
高温でかけると、アイロンの熱により生地が裂けることがありますので注意しましょう。
まとめ
ナイロン生地の特徴とは?洗濯方法や正しいアイロンがけの仕方
- 速乾性があるため乾きやすいが吸収性が悪いため汗を吸いにくい
- 弾力性、伸縮性がありしわになりにくいが、静電気が起きやすい
- 洗濯する時は中性洗剤でネットに入れて洗濯おしゃれ着コースで、手洗いの場合は押し洗いする
- 脱水は短くその後は陰干しする
- アイロンかけする時は、必ず当て布をしてアイロンがけをする
今回は、洋服などに良く使われているナイロン生地について調べてみました。
ナイロン生地には素晴らしい特徴があるからこそ、いろんなものに使われているんですね。
また、洗濯やアイロン掛けする場合は、洗濯表示をしっかりと見て取り扱いには注意するようにしましょう。
お気に入りの物を長持ちするためにはこのようなことを守ってお手入れしてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。