洋菓子を作る時に使われている洋酒!
ラム酒やウイスキーなどはよく耳にするので知っている人も多いと思いますが、実はキルシュも多く使われています。
そんなキルシュですがどういう物なのかどんなお菓子に使われているのか気になりますね。
また、もしキルシュがない時はラム酒やウイスキーだ代用できるのかも気になりますね。
そこで今回はキルシュはどんなお菓子に向いていてどんな使い方をすればよいのか、キルシュがない場合、代用にラム酒やウイスキーが使えるのかを紹介します。
キルシュとは
キルシュとは、発酵させたさくらんぼの果汁から造られるブランデーの一種。
種子ごと潰したさくらんぼを醗酵させ、6週間前後寝かせた後に蒸留した無色透明のものです。
お菓子作りではケーキをはじめとした焼き菓子、シロップ、カスタードクリームなどの香り付けに使われます。
メーカーによって異なる場合がありますが、ほとんどのものが無色透明で、甘味はありません。
お菓子作り以外ではカクテルの材料などにも使われることもあり、そのまま食後酒として飲用もされている方もいます。
キルシュの代用にラム酒やウイスキーは使える?
ラム酒
ラム酒は、さとうきびの絞り汁を煮詰めて発酵、蒸留して作られるお酒です。
風味豊かな香りと深みのある味わいで、お菓子作りによく登場するスタンダードなお酒として欠かせません。
産地や製法によってさまざまなタイプがあり、透明のホワイト・ラム、茶褐色のダーク・ラムなどがあります。
ドライフルーツとの相性は抜群でパウンドケーキなどの焼菓子に加えると、日がたつほどしっとりして、香りも豊かになりおいしく仕上がります。
ウイスキー
ウイスキーとは、大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、これを発酵させた蒸留酒のことです。
蒸溜されたばかりの原酒は無色透明ですが、数年から数十年の間、樽の中で熟成されるうちに琥珀色に変化し、ウイスキーへと進化していきます。
キルシュは、ラム酒やウイスキーでも代用できます。ただ、ウイスキーを入れた場合、入れすぎると酒臭くて不味くなるので、どちらかというとラム酒の方が良いかもしれません。
キルシュはどんなお菓子に向いているの?使い方は?
キルシュは、ベリー系のお菓子ととても相性が良く、スポンジケーキ、ババロアなど製菓用としてよく用いられます。
デコレーションケーキなどに使われるスポンジに塗るシロップや、生クリームなどに少し入れると上品で奥行きのある味になります。
特に、桃やさくらんぼを使ったお菓子などにはピッタリでフル-ティさがアップします。
また、ストレートで飲むという人もいます。
使い方
スポンジに塗るシロップの作り方は、シロップ(水75ccに砂糖25gを溶かしたもの)100に対しキルシュ20〜40%を入れます。
キルシュを入れることでスポンジがしっとりとなり味が全然違ってきます。
また、生クリームに入れる時は、生クリーム500ccに対してキルシュ5〜15ccを入れます。
そうすることで程よい味と香り、クリームの口溶けを確実に良くします。
まとめ
キルシュの代用にラム酒やウイスキーは使える?どんなお菓子に向いてるのか使い方も調べてみた!
- キルシュとは、さくらんぼの果汁から作られたブランデーの一種である。
- キルシュはラム酒やウイスキーでも代用できるが香りや風味は変わってくる
- ベリー系のお菓子によく合い、スポンジのシロップや生クリームの香りや風味づけに使われる
- 液状の中にキルシュを混ぜ合わせて使う方法が一般的である
今回は、キルシュの代用にラム酒やウイスキーは使えるのか、どんなお菓子に向いているのか使い方について調べてみました。
キルシュを入れることで香りや風味付けができて洋菓子店で売っているお菓子のように美味しく出来上がります。
もしキルシュがなかったとしてもラム酒やウイスキーでも代用できるので一度試してみてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。