突然ですが、皆さんは刺激的な辛さはお好きですか?
最近は辛い物好きな人が増え、様々な香辛料も発売されていますね。
その中でポピュラーな物と言ったらハバネロとタバスコでしょうか。
特にタバスコはピザやパスタとの相性も良くて、ついつい料理にかけすぎてしまうなんてこともあります。
では、皆さんにクイズです!ハバネロとタバスコの違いって分かりますか?
「えっ?ふたつとも同じような辛さだし、同じ原料からできているんじゃないの?」と思われている方々・・・
残念ながらその考えは大ハズレです!!
そこで今回は、ハバネロとタバスコの違いと原料と料理についてご紹介します!
ハバネロの特徴
今やお菓子にもなって発売されているハバネロ。
名前は聞くけれど、その正体は何なのかよく分からない人も多いと思います。
まずはそんなハバネロについてチェックしていきましょう!
ハバネロの特徴
- トウガラシ属の植物で柑橘系の香りがする
- 辛さは約30万スコヴィル(スコヴィルは辛さの単位)
- 種周辺が最も辛く、果実は先端からヘタに向かって辛い
これでお分かりになると思いますが、ハバネロはハバネロ!原料そのものだったのです。
ちなみにハバネロの汁が皮膚の弱い箇所(目の周りなど)に付着した場合、火傷のようにただれてしまうことがあります。
自宅などで調理する場合は取り扱いに要注意ですよ!!
タバスコの特徴
ピザやパスタを食べる時は必ずと言っていいくらいセットで出てくるタバスコ。
赤っぽい液体が印象的ですが、原材料は一体何でしょうか?
では、一緒にチェックしていきましょう!
タバスコの特徴
- トウガラシ属の植物タバスコペッパー(約5万スコヴィル)を使用したアメリカ生まれの辛味調味料
- 原材料はタバスコペッパー、岩塩、穀物酢
- 元々は生牡蠣用ソースとして作られた
タバスコはタバスコ自体が原料ではなく、ハバネロと同じトウガラシ属の植物を使った調味料です。
ハバネロとタバスコとの相性の良い料理
ハバネロとタバスコの特徴が分かったけれど、この2つと相性の良い料理が分からないと言う方も多いと思います。
ここではハバネロとタバスコとの相性が良い料理をそれぞれ紹介します。
ハバネロと相性の良い料理
ハバネロは鶏肉や牛肉を使った煮込みやカレーとの相性は抜群です。
逆に日本食など淡白な味付けの料理に使ってしまうとハバネロの風味が勝ってしまい、料理の味を台無しにしてしまうので注意が必要です。
タバスコと相性の良い料理
日本ではピザやパスタにかけて食べるのが定番ですが、アメリカではステーキソースやマヨネーズなどの味付けに使われます。
マヨネーズやケチャップと混ぜてディップソースを作ると美味しいですよ!
タバスコは料理に使うというより、料理に使う調味料やソースにプラスするといつもと違う風味になって、とても新鮮です。
また、前述の「タバスコの特徴」でもご紹介したとおり、元々は生牡蠣用のソースとして開発されたものなので、生牡蠣に添えてみるのも良いかもしれませんね。
かけすぎには要注意!!
辛い物好きな人は料理に大量にかけて食べたり、飲み会などの席でハバネロやタバスコ入りの食べ物を使ったゲームをしたりすることがあります。
大量に摂取してしまった場合、体への影響はどういう風に出るのでしょうか?
摂取しすぎた場合の体への影響
- 内臓の粘膜を損傷して胃腸炎などを引き起こす
- アドレナリン分泌による血圧や血糖値の急上昇
- 胃が刺激されて下痢や痔になる
- 粘膜への刺激で咽頭がんや胃がんになる可能性がある
辛み成分のカプサイシンが内臓や粘膜を刺激することによって、体への影響が出てきます。
4つ目のがんについては、すぐになるというものではないですが、長い目で見た時にやはりリスクがあります。
心は満たされるかもしれないですが、体への影響を考えると適量を摂取した方が良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回はハバネロとタバスコの違いと原料や料理についてご紹介しました。
ハバネロとタバスコのまとめ
- ハバネロは原料そのもの、タバスコは辛味調味料
- ハバネロは煮込み料理やカレー、タバスコは調味料やソースと相性が良い
- かけすぎると内臓や粘膜への刺激が強く、体へ影響が出てくるので要注意
これからの寒い季節、鍋物を食べて体を温めることが多いと思いますが、たまには辛いものを食べて体を温めるのも良いかもしれません。
でも、食べすぎかけすぎには要注意!!適量を摂取して体を労わってあげて下さいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。