醤油売り場を見ると色々な種類の物が売られていますよね。
濃い口醤油、薄口、減塩などなど…
その中でも健康を気にする人が真っ先に手に取るのが「減塩しょうゆ」ですが、一体普通のお醤油と何が違うのでしょうか?
「減塩」と付くからには、塩分が控えめなんだろう…というイメージですが果たしてどのくらいの塩分量なのでしょうか?
あと気になるのが、減塩しょうゆを作れるなら何故全てのお醤油を減塩にしないのか?です。
お醤油って結構塩分が多いイメージがありますもんね。
どうせなら減塩にしちゃえば良いのに…って思ってしまいますがきちんと塩分を入れている理由があるのです。
プラス気になる情報として「減塩しょうゆ」は味があまり美味しく無い…とも耳にします。
果たして実際はどうなのでしょうか?
今回は減塩しょうゆの塩分量や製造方法、普通のお醤油との味の違い、添加物の有無について詳しくご紹介していきたいと思います。
減塩しょうゆって何?塩分量や製造方法は?
減塩しょうゆを簡単に説明すると「通常のお醤油の香りや旨みを残しつつ、塩分量を50%以下まで下げたもの」を言います。
使い道としては煮物などの加熱料理に使うのではなく、「かけしょうゆ」として使った方が良いもの。
減塩しょうゆは熱に弱く、塩分が控えてある分加熱する料理には適さないそうです。
順を追って説明します。
◆減塩しょうゆの塩分量は?
1番気になるのが「塩分量」ですが、果たして普通のお醤油とどのくらい違うのでしょうか?
お醤油と一言で言っても種類がありますので、3種類の塩分量で比べたいと思います。
- 濃口しょうゆ→2.6g
- 薄口しょうゆ→2.9g
- 減塩しょうゆ→1.4g
(メーカーさんによって多少の差はあります)
ちなみにこの塩分量は大さじ1あたりの塩分量です。
減塩しょうゆは濃口・薄口醤油に比べて半分ほどしか無いのが分かります。
◆減塩しょうゆの製造方法は?
では何故普通のお醤油に比べて塩分が控えられるのか?を説明していきます。
まず減塩しょうゆを造るときに最初から塩分を少なくして造っている訳では無く、製造途中で抜いていると言うのが正しい解釈です。
何故お醤油に塩分が必要なのか?と言いますと、醤油を醸造する為には一定の塩分がないと雑菌が繁殖しやすくなってしまうから。
ですから、最初から抜くことは難しく普通通りに作った後脱塩装置を使って塩分だけを半分以下まで抜いているのが減塩しょうゆの製造方法なのです。
何故か減塩しょうゆの方がお値段も高い気がしませんか…?
それはこういった複雑な過程を通っているための費用なのです。
減塩しょうゆは味が美味しくないって本当?添加物は入っているの?
◆減塩醤油は美味しくない?
少し耳にしたことがある「減塩しょうゆは味が美味しくない…」と言った噂です。
やはり減塩しているからしょうゆ本来の旨みはなく物足りない味なのか?と言う部分ですが、確かに普通のお醤油に慣れていると最初は「ん!?」と違和感を感じるのは確かです。
なんとなくパッとしないような味が薄いような感じはしてしまいますが、それは一昔前の話。
最近の減塩しょうゆは薄くは感じてもそこまでマズイ!と感じなくなってきているので慣れも必要かな?と思います。
それから、メーカーさんによって出汁や旨味を足したりしている場合もあるので色々なメーカーさんの減塩しょうゆを1回試してみると口に合うものが見つかるかもしれません。
◆添加物は入っている?
ただ減塩しょうゆは塩分を抑える為に「保存料」が多く入っているのも確かなようです。
日持ちしづらいのでその分保存料をプラスしていたり、旨みを出すための化学調味料をプラスしていることもあり物によっては健康に本当に良いの…?と言うこともあります。
裏の成分表示を見て原料を確認してから購入するのをオススメします。
まとめ
減塩しょうゆの正体が分かって頂けたかな?と思います。
どうして割高なのか?もこの製造過程があったからなのです。
お刺身や豆腐などにちょこっと垂らして使うのが1番オススメなので、ぜひ減塩を気にされている方は家に1本買っておくと使い分けができて良いですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
こんばんは!
ブログランキングからきました。
減塩醬油の事が、よくわかりました。
いつも何となく使ってたので、とても参考になりました。
また、のぞきにきます。