ヘルシー料理から美味しいスイーツ作りまで幅広く使える蒸し器・せいろですが、皆さんは違いをご存知ですか?
以外と知らないことが多い『蒸し器・せいろの違いや、使い方・サイズ』について調べました。
是非、参考にしてみて下さい。
蒸し器・せいろの違い
蒸し器とは?
蒸し料理を作る際に使用する調理器具全般の事を「蒸し器」と言います。
蒸気を発生させて調理したい食材を入れて仕上げます。
ステンレス製やアルミ製など金属で出来ているものや、ガラス製の物や電気で作れる蒸し器なんかもあります。
せいろとは?
せいろは蒸し器の1つと言えます。
せいろとは素材が竹や木で作ってある蒸し器の事を指します。
蒸し器・せいろの使い方
蒸し器とせいろは「蒸す」という調理行程が一緒でも、その素材から向いている料理がそれぞれ違います。
蒸し器・せいろの使用をオススメするお料理をご紹介したいと思います。
〈蒸し器〉
金属製・ガラス製などの蒸し器は蒸気の調節ができないので1度蒸しあがると中に水分がこもってしまい、水蒸気が冷めて水滴になってしまいます。
食材が水滴によって味や食感に問題が出てしまう料理には向いていません。
なので金属製やガラス製の蒸し器を使用する際は水分調節の関係ないお料理に使用する事が多いです。
例えば、プリンや茶碗蒸しなどは水滴が多少あっても味や食感に問題が出ないのでオススメです。
〈せいろ〉
木の素材で作られている「せいろ」は蒸しあがっても金属製の蒸し器と違って常に蒸気を調節してます。
なので水分の調節が必要なお料理の場合に味や食感に問題なく美味しく仕上がります。
おこわやお赤飯などをせいろで作るのはそういった理由からです。
その他にも点心やお野菜を蒸す時などにもオススメです。
使い方
蒸し器もせいろも素材を蒸して調理しますので使い方はシンプルなのですが何点か注意しておきたい事がありますので是非参考にしてみて下さい。
〈蒸し器の場合〉
蒸し器を使用する際の注意点
- 食材に水滴が落ちるのを防ぐために蓋を布巾などで包むと◎
- お湯はたっぷり5〜7割入れる
- 火加減は中火よりもやや強めぐらい
- 例外として茶碗蒸しやプリンなどは弱火で
先ほども蒸し器の特徴として水蒸気が冷めて水滴が落ちやすいとお伝えしましたが、少しでも食材に水滴が落ちるのを防ぐために蓋を布巾などで包むことをオススメします。
きちんと包み蓋の上部でしっかり結わいて下さい。そうしないと布巾が垂れてきて引火の原因になる事があるので注意してください。
お湯はたっぷりと5~7割り程を目安に入れて下さい。
少ないと空焚きの危険性があります。多すぎると沸騰したお湯が食材について水っぽくなってしまったり火傷の恐れもあります。
お湯の量を調節して使用して下さい。蒸すのに時間のかかる食材は初めから沢山入れすぎるのではなく途中で足して下さい。
火加減は中火よりもやや強めぐらいで蒸気の出具合を確認しながら調節して下さい。
例外として茶碗蒸しやプリンなど卵を使った食材を蒸す時はあまり火が強すぎると”す”が出来てしまうので火加減は弱火にしします、蓋の間に箸などを挟んで温度が上がり過ぎないように注意してじっくりと蒸して下さい。
2段使用の蒸し器の場合は途中で1度上下を変えて均一に熱が通るようにして下さい。
〈せいろの場合〉
せいろを使用する際の注意点
- 蒸気が冷めにくいので蓋を布巾で包む必要はない
- 傷みやカビの原因になる為、汚れを取った後はしっかり乾燥させる
お湯をたっぷり沸かしたお鍋の上にせいろを重ねます。
せいろの特徴として蒸気が冷めにくいので布巾で蓋を包む必要はありません。そしてそのまま食卓に出せるのもせいろならではです。
そういった利点もありますがステンレスと違って洗剤は使わず汚れを取った後しっかり乾燥させないと傷んだりカビの原因などになったり使用前にもサッと水洗いするな少々は手間がかかります。
ご自分がどのようなお料理をしたいかなどに合わせて購入・使分けをするのがオススメです。
サイズについてご紹介!
サイズは様々ありますが大体直径18cmで1~2人分程です。
大きいものだと直径30cmの物もあります。人数や作る内容によってお選び頂けます。
まとめ
蒸し器とせいろの違いや使い方・サイズは?
- 蒸し器とは蒸し料理に使う調理器具全ての事を意味します。せいろは蒸し器の1つの種類です。
- 蒸し器・せいろではそれぞれの特徴を活かしたお料理が楽しめます。向き不向きがあるのでしっかり調べてからのご購入をオススメします。
今回は使いこなすとレパートリーが増えるのはもちろん栄養満点でヘルシー料理
が作れちゃう蒸し器・せいろについてご紹介致しました。
是非、私も蒸し料理挑戦してみたいです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。