さらっとしたリネン生地は、涼しげで、清潔なイメージを与える生地です。
そんなリネン生地は、他にも色んな特徴があり、エプロンやスカートなどによく使われます。
そこで今回は、リネン生地の特徴とは何かご紹介します。
また、リネン生地の特徴を生かして手作りできる簡単なエプロンやスカートの作り方を紹介します。
リネン生地とは
リネン生地とは、亜麻の繊維を原料とした織物の総称です。
白色や青色の花を咲かせる亜麻の茎を原料として作られた繊維で、アジアやヨーロッパ、中国でほとんど生産されています。
中近東では肌着として使われてきており、エジプトのミイラを巻くのにも使われています。
ナチュラルな風合いを持ち、使えば使うほど馴染んでくるのでエプロンや寝具などにも使われています
リネン生地の特徴とは
【丈夫で長持ちする】
綿素材に比べて、吸収性や発散性が4倍で、汗ばむ季節はさらっと快適で、やさしい爽やかな肌触りです。
また、水に濡れるとさらに強度60%増し繰り返し洗濯しても丈夫で長持ちします。
水に濡れると縮まってしまう生地もありますが、リネン生地は逆に強度が増すので安心して思い切って洗うことが出来ます。
【汚れにくい】
リネン生地には、ペクチンという成分が含まれていて、リネンの繊維をコーティングしてくれるので 汚れにくいです。
化学繊維と異なり、静電気が起きにくく帯電性の低いリネンはホコリが付きにくいため、いつまでも清潔にお使いいただけます。
また、リネン生地を触った時に滑らかでケバ立ちが少ないのも、このペクチンの働きによるものです。
【使うほど柔らかくなる】
リネン生地を初めて触るとデコボコしていますが、使っていくうちに柔らかく馴染んできます。
使うほど、洗うほどに繊維が細く柔らかくなりますが、だからといって、リネン生地は丈夫なので薄くなったりすることはありません。
使うほど、肌触りが変わっていき、素肌に直接ふれても心地よい感触があります。
【1年中使える素材】
リネンの繊維は中が空洞に空気が含まれているため、寒い冬は体温で暖まった空気が体を暖かく包み込みます。
また、汗む季節は上手に水分を逃がしてさらっとした肌触りで過ごすことができます。
保温性や通気性に優れているので、一年中快適にお使えます。
リネン生地でエプロンやスカートを作ろう!
自分の好きな生地で作る世界でたった一つしかないエプロンやスカートを手作りしてみませんか?
カフェエプロンの作り方
リネンエプロンは、リネン生地特有のナチュラルな雰囲気や独特な風合いがおしゃれに見えると人気を集めています。
リネン生地は吸水性が高いため乾きが早く、調理や水仕事の際にも便利です。
また、耐久性にも優れているため、毎日のように使う家事用のエプロンとしても長く着用できます。
そんなリネン生地の特徴を生かしてエプロンを作ってみましょう。
エプロン本体の生地(92㎝×45㎝)とひも2本(80㎝×」7㎝)があれば簡単に手作りできます。
作り方は、エプロン本体に紐を縫い付けるだけです。
パウスカートの作り方
ボリュームたっぷりのパウスカート、作るのは難しいと思われるかもしれませんが、実は直線縫いだけでできるので簡単です。
ミシンさえあれば、初心者でもチャレンジしてもらえると思います。
必要な生地のサイズは、3.6m~4.5m(出来上がり65㎝~80㎝)、白いゴム90㎝×3本
生地を中表に合わし、ウエスト部分12㎝を空けて端と端を縫います。
そして、パウスカートの一番上から2.5cm、2cm、2.5cm、2cm、2.5cm、2cmというふうに間隔を空けて6周分縫っていきます。縫い方は直線縫いでOK。
後は、2㎝の部分にゴムを通して出来上がりです。
まとめ
リネン生地の特徴とは?手作りでエプロンやスカートを作っちゃおう♪
- リネン生地は、汚れにくく丈夫である
- リネン生地は、使うほど柔らかくなり、肌に馴染んでくるので、心地よい感触である
- リネン生地は、季節に問わず1年中使える素材である
今回は、リネン生地について調べてみました。
リネン生地は、汚れにくく丈夫です。しかも、水に濡れたらさらに強度が増すなんてエプロンにピッタリですね。
初心者でも簡単に作ることができるエプロンやスカートの作り方も紹介していますので、自分の好みのリネン生地を探して作ってみてはいかがでしょうか。
リネン生地と同じく肌に馴染みやすい素材でおなじみのリヨセルについては、『リヨセルの特徴やデメリットとは?寝具で活躍?テンセルとの違いもご紹介!』の生地で紹介してますのでこちらもチェックしてみてくださいね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。