魚や肉のフライを作る時に大活躍するパン粉ですが、揚げ物を毎日作る人も少ないので案外パン粉を使うタイミングって限られています。
小麦粉や片栗粉は料理のつなぎにも使われたりするので頻度が高いですが、パン粉に関しては1度使ったきりしまいっ放しになりやすいです。
冷蔵庫整理をしていたタイミングでいつ使ったのか分からない、開封済みのパン粉が出て来た!なんて事もしょっちゅう。
そんな忘れられがちなパン粉ですが、フライのためにまぶす為ではなく他にも色々な使い道ができるって知っていましたか…?
今回は余りがちなパン粉の使い道や、正しい保存方法などをご紹介します!
余ったパン粉の使い道とは?有効活用しよう!
ついつい余りがちでいつの間にか湿気てしまうパン粉ですが、フライとして使うだけでなく他にも色々な使い道があるって知っていましたか?
とってもビックリなアレンジ方法もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
◆パン粉中華まん
- 耐熱ボウルにラップを敷いてパン粉大さじ5を入れ、その上から牛乳大さじ3をまぶしよく馴染ませる。
- ある程度しっとりして来たら真ん中に既製品のしゅうまいを1個置き、全体で包んでラップでぎゅっと包んだら上をねじって止める。
- その状態で500w1分半ほど加熱。
- 加熱し終わったら最後の仕上げにぎゅっと握って完成!
まさかのパン粉が中華まんの生地になる画期的なアレンジ方法です。
◆パン粉クッキー
- パン粉100gと水50ccを混ぜておき、オーブンを180度に予熱しておく。
- 別のボウルにマーガリン30gとサラダ油大さじ2、砂糖大さじ2をいれてヘラなどで混ぜ合わせる。
- ちょっと馴染んだら泡立て器を使ってよく混ぜ、砂糖のしゃりしゃり感がある程度落ち着くまで混ぜ合わせる。
- バニラエッセンスを数滴垂らす。
- 片栗粉50gを入れて混ぜ、最初に用意してあったパン粉と水を混ぜ合わせたものを投入する。
- ゴムベラである程度なじませたら、最後は手でしっかりと馴染ませます。
- 手でちょっとずつちぎって薄くしてから好きな形に整える。
- 先ほど予熱していたオーブンで20分焼く。
これで完成です!
焼く前にドライフルーツなどを入れても美味しいですね。
まさかのパン粉がクッキーになるアレンジレシピなので、ぜひお試しを。
◆パン粉でフレンチトースト風パンケーキ
- パン粉50g、豆乳100cc、卵1個、砂糖大さじ2、バニラエッセンス数滴を全てボウルに入れてふんわりと混ぜ合わせる。
- そのまま馴染むまで5分ほど置く。
- 油を引いたフライパンに先ほどの生地を入れて、蓋をし、弱火で5分ほど焼く。
- 蓋を取って裏返し3分焼く。
これで完成!
ホットケーキミックスなどを使わずパン粉だけでフレンチトースト風のパンケーキが出来るのでオススメですよ!
余ったパン粉の保存方法は?
どうしても使い切れず余ってしまう場合は正しい保存方法で保存して置くのがベスト。
パン粉は正しい保存方法で保存しておかないと「コナダニ」にも狙われやすくなります。
生パン粉と乾燥パン粉では保存方法が少しだけ異なる部分もあるので、注意してくださいね。
◆生パン粉を保存する場合
生パン粉は水分を多く含むため、開封したら「常温保存が出来ない」です。
もし1週間以内に使い切れそうなのであればタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵保存、1週間以内に使い切れなさそうなら冷凍保存しましょう。
冷凍保存の際も密閉容器かフリーザーバッグなどに入れて保存してくださいね。
冷凍で生パン粉を保存する場合は1ヶ月なら持ちます。
ただし乾燥パン粉と違って冷凍してしまうと若干くっついてしまうため、5分ほど解凍してから使ってくださいね。
◆乾燥パン粉を保存する場合
乾燥パン粉は開封済みのものでも常温保存が可能です。
ただやはり開封して空気に触れてしまうと害虫被害に遭いやすくなったり、パン粉の状態も悪くなってしまいます。
ですから1番は冷凍してしまうのがオススメ。
乾燥パン粉であれば約半年ほど持つので、生パン粉と同じく密閉容器やフリーザーバッグに入れて保存してください。
乾燥パン粉は元々水分が少なくくっつきにくいので、冷凍してもそのまま使えますよ。
生パン粉とパン粉の違いって?
上記で説明した通り、パン粉には「生パン粉」と「パン粉」があります。何が違うのかご存知でしょうか?
◆生パン粉とは?
ざっくり説明すると、1つ1つの粒が大きく水分を30~40%程含んでいる物を「生パン粉」と呼び、生パン粉を使ってフライを作るとボリュームがあってサクサクと軽い食感になるのが特徴です。
◆乾燥パン粉とは?
かたや「乾燥パン粉」は、水分量が少なく粒も小さめなので小さめに切ってある食材や元々中身に火が通っているものに使うとより早く仕上げることができます。
それから衣自体に油をあまり吸わせたくない場合にも乾燥パン粉を使用すると早く火が通り、カリッと香ばしい仕上がりにしてくれます。
まとめ
パン粉のアレンジ方法や正しい保存方法をご紹介しました。
つい余りがちなパン粉も色々な活用法があるので、ぜひお試しを。
保存する際は先ほどお話ししたように「生パン粉」なのか「乾燥パン粉」なのかに気をつけて、正しく保存して下さいね!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!