入園入学シーズンで布製品を手作りされる方も多いと思います。
お店に見に行ったけど、気に入った柄のキルティングの生地がない!
そんな時はキルト芯やドミット芯と好きな綿生地で作ることができます。
そこで今回は、キルト芯とはどういう物なのか、使い方について紹介します。
また、ドミット芯はキルト芯とどのような違いがあるのか、キルト芯はドミット芯と代用できるのかについても紹介します。
キルト芯とは
キルト芯は、手持ちの生地に貼り付ける(または縫い付ける)ことで、ふっくらとした厚みをもたせる役割をします。
簡単に言うと、中綿のことです。
店で売られているキルティングの生地は、最初から、生地の間にキルト芯を挟んで縫い合わされた状態で売られています。
市販のキルティング生地の代わりに、お気に入りの生地にキルト芯を貼り付けて(または縫い付け)使用することで、同様に製作することができます。
キルト芯の種類
キルト芯にはいろんな種類があります。
●接着の方法で分けると‥‥
アイロンタイプ(片面、両面)か縫い付けるタイプがある
●形状で分けると‥‥
パックタイプ(ある程度の大きさにカットされている)か切り売りタイプ(必要な分だけ買える)がある
●厚みで分けると‥‥
厚手(4㎜以上でカチッとした大き目のバッグ)か中厚手(2㎜~5㎜位でクッションカバーやバッグ)か薄手(3㎜以下でコインケースや化粧ポーチ)がある
●密度で分けると‥‥
高密度(目が詰まっている)か中密度(高密度と低密度の中間)か低密度(目が粗くふわふわ)がある
キルト芯の使い方
キルト芯の種類によって使い方は、アイロンでくっつける方法と縫い付ける方法の2種類があります
アイロンタイプの場合
① キルト芯をアイロン台の上に置き(綿が下、接着面キラキラしている方を上)、生地をのせます。
②アイロンを動かさないように、上から押すようにしてアイロンをかけます。
③できあがったら冷めるまで動かさないようにします。冷めたら完成です。
縫い付けタイプの場合
①表地と裏地でキルト芯を挟みます。
②3枚の生地をしつけ糸で仮縫いします。
③仮縫いできたらミシンで縫い付けます。
キルト芯とドミット芯の違いは?代用できる?
ドミット芯は、キルト綿を圧縮したものなのでキルト芯に比べると密度(綿の量)の割りには薄手です。
キルト芯はわりとふわっとしていますのでタペストリーや小物など作品を浮き立たせたい時に使用します。
ドミット芯は綿を圧縮しているのである程度しっかりしているので、バッグの持ち手や、ミシンでプレストキルトを作るときなどに使います。
キルト芯に比べて、伸びにくいので幾分扱いやすいです。
そういった違いがありますが、出来上がり感を気にしなければ、キルト芯の代用にドミット芯は使えます。
作るものによって使い分けるとよいでしょう。
まとめ
キルト芯とは?使い方や代用品についてご紹介!ドミット芯との違いは何?
- キルト芯とは、表生地と裏生地の間に入れる芯のことで、ふっくらと厚みを作る役割をしている
- キルト芯の使い方は、生地の上にキルト芯をのせ、その上に生地をのせて縫い合わせる
- キルト芯はドミット芯でも代用できる。
今回は、キルト芯の使い方やドミット芯の違いについて調べてみました。
お店の行くとキルティング生地を見かけますが、その生地の中にはキルト芯が使われていたのですね。
それを使ってカバンなどど小物を作るのもいいですが、お気に入りの生地でキルト芯やドミット芯を使って作るのもいいかもしれませんね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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