カレーは手ごろに出来る上に美味しいので、どの家庭でも作られているメニューではないでしょうか?
ただ日によってはあまり食べれなかったり、作りすぎて残してしまい次の日も続けて食べるのはちょっとキツイ…と言うときもありますよね。
その際に思いつくのが「冷凍保存」。
冷凍だったらすぐに食べなくても大丈夫だよね!と思っている人が多いです。
でも本当にそうでしょうか??
今回はカレーの冷凍保存をした場合の正しい保存期間と、1年前に保存したカレーは食べられるのか?についてお話ししていきたいと思います。
カレーは冷凍した場合保存期間はどのくらいなの?
一般家庭で作ったカレーを冷凍する場合、粗熱が取れるまでしばらく待ってから冷凍庫に入れ、しっかりと冷凍状態になるまで結構時間がかかりますよね?
急速冷凍できれば3ヶ月や半年ほどは持つと言われていますが、家庭の冷凍庫で急速冷凍をするのはとても難しいです。
ですから普通にカレーを冷凍した場合の保存期間はだいたい「1ヶ月」が限度と言われています。
ただ1ヶ月と言っても入れた具材の状態や粗熱を取るまで常温で放置した時間によっても保存状態が変わってくるので、1ヶ月と言わず出来れば2週間以内には食べ切った方が良いです。
1年前の冷凍カレーは食べられる!?さすがにまずい!?
なんでも冷凍庫に入れて置いて、年末の大掃除の時に全部出してみたら底から1年前のカレーが出て来た!!なんてご家庭もあるそう。
冷凍だから凍ってた訳だしお腹は壊さなそう!と思いますがちょっと待って!
◆冷凍保存したカレーを食べない方が良い理由
◇ルーに含まれる油分が冷凍状態にならず酸化する
カレーはルーに油分が多く含まれていて、具材にも肉類を入れていますよね?
それらの油は冷凍状態にはならないので、酸化してしまいます。
◇冷凍焼けして液体が出てくる
それからカレーは「冷凍焼け」と言ってカレーの上に液体が出てきて見た目も気持ち悪く、野菜類もパサパサになっていたりします。
冷凍焼けを起こしていると庫内の匂いがついたり、変色したり、油やけします。
冷凍焼けが起きる原因としては、庫内温度を一定に保てないことが原因。
保存してから1度も開け閉めしないのであれば保たれますが、一般家庭ではどうしても冷凍庫を何度も開け閉めしますよね。
そうすると庫内温度が上がったタイミングで冷凍状態が溶け、温度が低くなったタイミングで再び凍るを繰り返します。
これを繰り返すことで食材の水分などが抜けて乾燥状態になったり、油が酸化してしまったりします。
それから粗熱を取っている段階などで常温時間が長かった場合、菌が繁殖したまま冷凍していることもあるのでより危険です。
ですからいくら冷凍保存と言っても1年前のカレーを食べるのは絶対やめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
カレーは冷凍保存すると1年は余裕で持つ!とも聞きますが、あまりオススメできません。
菌があっても気付かず冷凍している場合もあるし、冷凍焼けもしている可能性大なので冷凍保存した場合でも「1ヶ月以内」には食べきりましょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!