お菓子作りや仕上がりをフックラさせたい時などに大活躍するのがベーキングパウダーや重層です。
ベーキングパウダーと重層は使用目的が似ている部分もありますが、レシピを見るとベーキングパウダーを使用する時と重層を使用する時とそれぞれあります。
仕上がりなどに違いはあるのでしょうか?ペーキングパウダーと重層は代用できるのか、分量なども気になったので、今回は『ベーキングパウダーと重層の違いや代用するときの分量は?』など色々調べてみました。
ベーキングパウダーと重曹の違い
ベーキングパウダーの主成分は重曹です。
と言う事は違いはないのでは?と思われるかもしれませんが大きな違いがあります。
◆ベーキングパウダーの特徴
- 生地が縦方向に膨らみます。
- フンワリ、サックリした食感に仕上がります。
- 色は無色、味は無味で素材の風味を活かした仕上がりになります。
- 水分を加えると膨らみます。
- 洋菓子を作るのにオススメです。
◆重曹の特徴
- 生地が横方向に膨らみます。
- モッチリとした食感に仕上がります。
- 色は少し黄色っぽく、味は独特の苦味があり味わいのある仕上がりになります。
- 熱をくわえると膨らみます。
- 和菓子作りにオススメです。
代用する場合は?
◆ベーキングパウダーの代用で重曹を使う場合
半分の量にして使用して下さい。
ベーキングパウダーの中に入っている重量の量は全体の1/5です。
なので代用する際ベーキングパウダーと同じ量で代用してしまうと苦味が強く出たり色もかなりついてします。
仕上がりの食感などは和菓子に近くなります。
◆重曹の代用でベーキングパウダーを使う場合
倍の量にして使用して下さい。
重曹はベーキングパウダーの2倍膨らむ性質があるので量も倍にして代用してください。
仕上がりの食感などは洋菓子に近くなります。
そもそもベーキングパウダーとは?
パンや焼き菓子、お好み焼きや天ぷらといった小麦粉から作られるお菓子や料理の仕上がりをフックラ仕上げるために使用します。
原料は炭酸ガスを発生させる重層が主成分になっていて重層以外にコーンスターチなどで重層の分解や風味をまろやかにするよう調整されています。
そもそも重層とは?
化学名を炭酸水素ナトリウム、重炭酸ソーダ、英語ではベーキングソーダと呼ばれています。
重層はベーキングパウダーの主成分になっています。
重層は加熱すると炭酸ガスを発生させます。
この炭酸ガス成分により生地などがフックラと膨らみます。
まとめ
- ベーキングパウダーはフンワリ仕上がり、無味無臭です。
- 重曹はモッチリ仕上がり、黄色味と苦味が出ます。
- ベーキングパウダーは洋菓子作りにオススメです。
- 重曹は和菓子作りにオススメです。
- ベーキングパウダーの代用に重曹を使う時は半分の量で調節して下さい。
- 重曹の代用でベーキングパウダーを使う時は2倍の量で調節して下さい。
目的は同じ膨らます事でも仕上がりにかなり大きな違いが出ることが解りました。
代用も出来なくはありませんが味や食感に違いが出ますので注意が必要です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!