パンを作る時に欠かせないドライイースト。 賞味期限って気にしたことありますか?
ドライイーストに限らず食品に記載されている賞味期限は、実は未開封の状態のまま保存していた場合のものですよね。では、開封後の賞味期限はどのくらいかわるのでしょうか。
頻繁にパンを作る機会があればいいのですが、忙しくてなかなか作れない・・・という方も多いのではないでしょうか。
ドライイーストを美味しく使うために、賞味期限が未開封と開封後でどれくらいかわるかをご紹介いたします。
ドライイーストとは
ドライイーストとは、パンを作るために欠かせない材料で、主に長時間発酵のハード系のパンに使用されます。
イースト菌(酵母菌)により、生地の発酵を促す目的で使われています。
イースト菌が糖をアルコールと炭酸ガスに分解する工程で生地を膨らませてくれます。これを酸素反応と呼びます。
ドライイーストの賞味期限
未開封のドライイーストは、真空状態で密閉されています。購入時は銀色の密閉袋にパンパンに入っているかと思います。
箱には賞味期限が記載されていますが、イースト菌が死んでしまう可能性があるため、目安として設定されています。
賞味期限を過ぎると風味や香りが若干損なわれてしまうことがあるので、なるべく賞味期限内に使い切るのが良いです。
しかしドライイーストは、実際には保存状態が良ければ賞味期限が過ぎても使えます。
未開封のまま保存していても、保管状態が悪かったりで密閉がやぶれてしまうと、発酵がはじまりガスが発生するので、袋が膨らんできます。
使う時によくチェックし、変化があった場合は賞味期限内でも使用するのは避けた方が良いでしょう。
ドライイーストの保存方法
ドライイーストは、未開封の状態は常温での保存となります。
開封後は、密閉して冷蔵庫か冷凍庫での保存が適しています。
冷蔵庫保存と説明書きに書いてある場合がありますが、イーストの発酵が進んでしまいますので、早急に使わなければいけません。
冷凍庫で保存すれば発酵力はそのままで、何年でも持つと言われています。
すぐに使う予定がないのでしたら、冷凍保存にしましょう。
湿度が高い場所での保存は、イースト菌が目覚めてしまい、膨らます力を失ってしまいます。
パンを作っても、キレイに膨らまず失敗してしまう可能性があります。
最後に
ドライイーストについてお分かりいただけたでしょうか?
ドライイーストは生き物なので、なるべく早めに使用しましょう。
パンがしっかり膨らんでキツネ色に色づくのはドライイーストのおかげです。
イースト菌が新鮮なうちに使ってあげるように心がけてください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもあなたのお役に立てたのなら嬉しいです。